今月ご乗船いただいているのは、靴職人の花田優一さんです。

今週は、「イタリア・フィレンツェ」について伺いました。


ー ”これが職人の世界だな”と、思いましたね ー



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干場「フィレンツェは花田さんが靴職人の修行をされた大切な街、もうひとつの故郷と呼んでいるそうですけど」

花田「フィレンツェに行ってからは、”フィレンツェに旅行へ行こうかな”じゃなくて、”フィレンツェに帰ろうかな”っていう気持ちになったので、大切な街ですね」

干場「ボストンの後に、フィレンツェに行かれたのはいつですか?」

花田「18歳の誕生日の1週間後くらいですね」

干場「なぜ、フィレンツェに決めたんですか?」

花田「フィレンツェっていうのは職人の街というイメージがあったので、父も母もフィレンツェが大好きなので小さい頃に旅行に行ったこともありましたし」

干場「その時の印象ってありますか?」

花田「父はイタリア語を喋れないですし、父と2人で歩いてて、父がスーツを作ったりしたことがあるテーラーさんに『久しぶり』とお会いしに行ったら。イタリア語と日本語なのに、なんで2人の間に絆が見えるんだろうと、すごく不思議で……日本人でもまともに喋らない父親が、なんでイタリア人のおっちゃんには優しいんだろうなとか、”仲良いよな〜”とか思っていたのが、後になると職人同士の目に見えない絆が繋がっていたのかなという印象は持っていますね」

干場「いきなり靴職人になろうと思ってフィレンツェに行って、なれるものじゃないじゃないですか?どうしたんですか?」

花田「イタリア大使館に電話したんですよ、『ネットにこんなのが書いてあるけど、大丈夫ですか?』みたいなことを聞いたら」

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干場「なんて書かれてたんですか?」

花田「靴工房みたいな、名前だけは出てるんですけど詳細はまったく出てないみたいな。怖いなと思って大使館に電話したら『そんな質問されたことないから、わかりません』と言われまして(笑)。”じゃあ、行くしかないな”と思ったんですよ」

干場「そこで行こうと思っちゃったんですか」

花田「行って、そこにいる人に聞いたら、何かしらわかるだろうと思って。行った先にいた師匠が、”こんなかっこいい職人さんになりたいな”と思って、ついていこうと思いました。
挨拶だけして、2日間口も聞いてくれないみたいな感じで、”これが職人の世界だな”と思いましたね」

干場「それでどうしたんですか?」

花田「とりあえず、掃除しておこうと思って。ホコリひとつないぐらい綺麗にした後で、怒られるけど勝手に見よう見まねでやってみようと始めて、皮をすいてみたり、切ってみたりやったら、ボロクソに怒られて(笑)」

干場「なるほど(笑)」

花田「それで、初めて会話ができるわけですよね。『おまえ!何やってんだ!』ってなるんですけど、『やるなら教えてやるよ』になったわけですよね、そこからですね」

干場「それがきっかけだったんですね」

花田「アメリカと違うのは、自分の夢に向かって突き進んでるので、その痛み、寂しさが自信になりましたね。フィレンツェは行けば行くほど進めるわけですから、すごくポジティブな感覚が、今でも残ってる街ですね」

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「子供と楽しむクルーズ」

お休み中のクルーズコンシェルジュ・保木久美子さんに代わって、イラストレーターで、「おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズはじめました」という本も出版されている、くぼこまきさんに代打をつとめていただきます。

くぼこまき:「私は6歳の娘が1人いるんですけど、クルーズに行くのが大好きで、下船するときに『下りたくない』と号泣するくらい楽しんじゃうんですけど(笑)。船の上って、子供にとっては楽園なんですね。
まず、大好きなプール、特にカジュアル船の場合なんですけど、キッズプールが別にあったりして、子供が楽しめるものが置いてあるんですね。

キッズクラブが船内にあって、3歳から12歳までとか、13歳から17歳はティーンとして別のクラブがあったりもするんですけど。
行って遊べるだけじゃなくて、託児施設として存在してるので、預けられるんです。これが、多くの船で無料であるんですよ。
教育を受けた専門のクルーが、子供達とたっくさん遊んでくれるんですね。
大人ではできないようなイベントも用意されていて、『船内探検ツアー』とか、子供の特権で無料で行けたりする場合もあったり。あとは工作、ゲーム、通常の大人のイベントのように目白押しなんですね。
ランチも食べさせてくれたり、ディナーも一緒に行ってくれたりするので、親はその間フリータイムなんですね。精神的に、親も子もウィンウィンの関係になるんですね(笑)」