今月ご乗船いただいているのは、「くらしのきほん」の主宰、エッセイストでもある松浦弥太郎さんです。

今週は、「フランス・パリ」について伺いました。


ー 僕にとっての旅はスタート地点に戻る、そういう感じですね ー



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干場「パリへはなぜ行かれたんですか?」

松浦「ヨーロッパも憧れがあってパリに行くんですけど。
またかと思ったんですけどフランス語が喋れないので、フランス人とコミュニケーションがとりずらくて(笑)」

干場「また、フランスの国民性がとりずらいじゃないですか」

松浦「英語でコミュニケーションがとりにくいなと思って、”なんか、パリつまんないな”と思って(笑)。
あまりファッションのトレンドを追いかけるタイプでもないので、面白そうなところないかなと思っていたらオベルカンフっていう街があったんですよ」

干場「オベルカンフ?」

松浦「もともとアラブ人街だったところで、ちょっとニューヨークっぽい人種のるつぼみたいな。
個人商店が東京の下町の商店街みたいな雰囲気で非常に居心地が良かったですね。
カフェも食堂もあるし、アラブ人がやっている銭湯みたいなのがあるんですよ」

干場「銭湯なんてあるんですね」

松浦「オベルカンフの面白さっていうのは、外国を旅行してて一つ楽しみがあってアンティーク屋さんを巡るのが趣味だったりするんですけど。
フランスでいうとブロカントと言うんですけど。ガラクタばっかりなんですけど、それがまた面白くて(笑)」

干場「そうなんですね」

松浦「なんてことない下町風の街なんですけど、一軒一軒個性が強いんですよ」

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干場「松浦弥太郎さんの人生において、旅とはどんなインスピレーションを与えてくれるものでしょうか?」

松浦「旅は僕のスタート地点なんですよ。いくつになっても、自分の人生において一度リセットされて…自分自身の人生を歩み続けるための、一度旅に出ることで自分がゼロに設定されるというか……そういう気持ちがありますね」

干場「なるほど」

松浦「普通に生きてると色んなことが馴れ合いになったり、成り行きで進んでいくんですけど。
自分の原点に戻るというか、自分が何に弱くて、何に強くて、何に感動して、何に喜ぶのかみたいなことを知れるのは、やっぱり旅に出ることなんじゃないかなと思います。だから僕にとっての旅はスタート地点に戻る、そういう感じですね」

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「食事はコース?ビュッフェ?」

お休み中のクルーズコンシェルジュ・保木久美子さんに代わって、イラストレーターで、「おトクに楽しむ豪華客船の旅 クルーズはじめました」という本も出版されている、くぼこまきさんに代打をつとめていただきます。

くぼこまき:「クルーズ中の食事というのは、基本的に夕食のディナーはメインダイニングで食べるフルコースになります。
日本人の方は真面目な方が多いので、前菜1つ、メイン1つ、デザート1つと真面目に1つずつ選ぶんですけど。
そんなことは必要なく、サラダも気になるし、スープも気になるし…ということであれば2つ頼んでも大丈夫ですし。
メインも、お肉と魚両方気に入ってたら、両方頼んじゃっても大丈夫なんです(笑)。

出されているものは自由にお召し上がりいただけますし、費用もその分に含まれているので心ゆくまで召し上がっていただくことができます。
”今日はそこまで食べたくない”という時もあるかもしれません、そういう時にはレストランに行かなくてもよくて、有料レストランもありますし、別の無料レストランが用意してある場合もあります。

ビュッフェレストランは、ほとんどのクルーズレストランに備えられていますので、ビュッフェでディナーを食べることもできます。なので、そこは食べたいものを、食べたい時に、自由に好きなだけということで制限は特にないんですよ。

心を解放していただきたいなと思います、わがままになった人の方が楽しめるところはあると思いますね。
クルーもいろいろ言ってくれた方が嬉しいので、存分に自分の心を解放していただける空間だと思います」