今月ご乗船いただいているのは、キャスターの草野仁さんです。

草野さんは東京大学を卒業後、NHKに入社し、アナウンサーの道へ。
NHKを退社後は、「世界ふしぎ発見!」「ザ・ワイド」といったテレビ番組でもご活躍。
バラエティ番組などにも登場され、鍛え抜かれた肉体とユーモア溢れる語り口で、老若男女から人気を集めていらっしゃいます。
旅の経験が豊富な草野仁さんに、お話を伺いました。

ー 闘牛を巡ってそういう違いがあるのは意外な感じがしましたね ー


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干場「今週はどちらに行かれたお話を聞かせていただけますか?」

草野「ポルトガルへ行った時のお話をさせていただければと思っています。27年くらい前、番組関連の取材に行くということになりまして。リスボンの市内をまわっていると、3〜40年前の日本の雰囲気に似てるなと思ったんです」

干場「はい」

草野「建造物が古くて、歴史のあるものが多くて。住宅地も昔に作られたものに居住しておられる、それで、いろんなところに洗濯物の洗い場がありまして」

干場「洗い場ですか?」

草野「水がよく出てるということだと思うんですけど。そこに行くと、主婦の方々が集まっていろんなお話をしながら洗濯をなさっていると。
日本の田舎で見た風景でもありましたね」

干場「日本の原風景ですね」

草野「面白いなと思ったのは、郵便配達のおじさんがいるんですけど3階、4階まである高い建物ですと、下から名前を呼ぶんですよ。
そうすると、窓からカゴを吊るして下ろして、これに届け物の小包を入れて引き上げて自分のところに持っていくという(笑)」

干場「なるほど(笑)」

草野「そんな感じで、ユーモラスな風景がありまして。3〜40年前の、のどかな古い時代の日本の姿と似てるなという印象を持ちまして、親しみを覚えました」

干場「ポルトガルのお隣はスペインじゃないですか?文化的にはいかがでしたか?」

草野「非常に面白いのが、いずれも国民の皆さんが楽しみしているものに闘牛というものがあるんですね。ポルトガルに行くと闘牛はあるんですけど、スペインとは違うんですね」

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干場「はい」

草野「シュバリエという騎士に、刀で突かれて興奮させられるんですね。そこはいいんですけど。
そこでシュヴァリエはいなくなって、代わりに5人組のフォルカドという、ピエロみたいな帽子を被った男の子たちが出てきて、口上を言いながらだんだん刺激されて興奮した牛に向かって近づいていくんですね」

干場「はい」

草野「牛も興奮して突っ込んでくると、5人組が縦一列になって牛がきた時にジャンプして、背中にしがみついて悪戦苦闘して、牛を引き倒したら彼らの勝ちなんです。観衆の前で牛を殺したりしないんですね。ポルトガルの闘牛はゆるくて」

干場「優しいんですね」

草野「いろいろ聞きましたら、女王様が”牛を殺してはいけない”ということで、いつの間にか、そういう形に変わったということなんですね。スペインとポルトガルのあいだに、闘牛を巡ってそういう違いがあるのは意外な感じがしましたね」

干場「違いがあるんですね」

草野「スペインの方が、いろんな意味で昔から強力で、ポルトガルは押されてイベリア半島の端っこに定着したという、そういう感じがありまして」

干場「歴史的背景がそこに出てるんですね」

草野「ポルトガルの人たちは、スペインに押されてしまうというか、そういうことを皆さんがおっしゃっていましたね」

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「記念日クルーズについて」

くぼこまき:クルーズ中に、お誕生日ですとか、結婚記念日などのアニバーサリーをお祝いすることができるんです。
レセプションにコンシェルジュという方がいるので、事前に相談するとお部屋にお花を届けてくれたり、そんなサービスを手配してくださったりします。

レストランでサプライズのお祝いをしてくれたりします。
私も、自分の娘の誕生日をクルーズ船内で迎える時がありまして、コンシェルジュにお願いしてお誕生日のディナーの時にスペシャルスイーツのプレートを作って持ってきてもらったんですね。クルーたちが、行列してプレートを持ってきてくれまして。我々のテーブルをぐるりとクルーが取り囲んで、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれたり。

周りの方たちもすごく温かくお祝いをしてくださいまして、娘も貴重な体験ができて、今でも思い出に残っているんじゃないかなと思います。
クルーズでは、事前にお願いするといろいろなサービスをしてくれたりするんですね。