今月ご乗船いただいているのは、日本文学の研究者 ロバート キャンベルさんです。

ハーバード大学の大学院へ進み、27歳で九州大学へ留学。
東京大学大学院・教授などを経て、現在は「国文学・研究資料館」の館長を務めていらっしゃいます。
今月は、日本の文化だけでなく、世界中の文化に精通するロバート・キャンベルさんに
旅について伺いました。

ー カルチャーが全然違うなっていうことは感じますね ー


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干場「今日は、どこへ行かれた旅のお話を聞かせていただけますでしょうか?」

ロバート キャンベル「イギリスの西側、アイルランド共和国です」

干場「いつ頃行かれたんですか?」

ロバート キャンベル「7歳の時ですね」

干場「7歳ですか!?」

ロバート キャンベル「これは旅の話だけど、僕にとってアイルランドは旅なのか、ちょっとそこが微妙なんですね」

干場「ご両親が?」

ロバート キャンベル「両親ではなく、祖父も祖母も、それぞれ12人兄弟で、戦前アイルランドからニューヨークに移民してるんですね。
19世紀から飢饉があったりして、食べられないわけですね」

干場「そうなんですね」

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ロバート キャンベル「7歳の時に連れて行ってもらって」

干場「どんな場所なんですか?」

ロバート キャンベル「シャノン空港に降り立ち、南の方に行くんですね。鉄道がないので、車でいつも迎えに来てくれるんだけど。
ひたすら、なだらかな、美しい緑色の山がずっと続いていて。2時間半くらいすると、私の一族が出た村に着くんですよ」

干場「何ていう村なんですか?」

ロバート キャンベル「キルフリンの村です、教会が一つ、パブが一つ、小学校がはずれにあって、全員が農業をしていて。
ニューヨークのダウンタウンで育った僕にとっては、大冒険なんですね(笑)」

干場「はい(笑)」

ロバート キャンベル「空港から降りて、徐々に別世界に連れて行かれるような、そこを出て行った祖父祖母たち、僕の遺伝子は去って行った人たちと、残った人たちの違いっていうのが、風度とか、物の味とか、香りとか、声の調子、”こんなに違うんだ”っていう。
人種は並べばわからないんですよ。でも、カルチャーが全然違うなっていうことは感じますね」

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「セレブリティ・ミレニアム号で行く、秋の美巡りクルーズ」

くぼこまき:この船が世界中のクルーズファンを魅了している船なんですね。
モダンラグジュアリーな空間が楽しめるプレミアム船です。

船内のいたるところに、絵画とかアート作品が並ぶ。
新宿のアイランドタワーにある「LOVE」のオブジェありますよね。
セレブリティ・ミレニアムにも、あれの青があるんですね。

船内で提供されるすべてのお料理が、ミシュランの三ツ星シェフが監修しています。

横浜港を出港して、神戸、広島、函館……など、色々回るんですけど。
とても豊かな日本の自然の美しさを堪能できる場所、世界遺産などを中心に巡ります。

最近は、外国人の方が、日本発着の船に参加される方が多くて。
日本の美しさを存分に巡れるクルーズというのは、すごく魅力があるようです。
これだけの都市を回れる旅行っていうのは、クルーズならではだと思います。