オンエアレポート

09
19
Tue

ゲストは…「東京猫医療センター」院長・服部幸さん


今日は、猫専門病院「東京猫医療センター」院長・服部幸さんをお迎えしました!

もう一度聞きたい!聴き逃した〜!という方はこちらへ。
※一週間以内のみ聴収可

番組公式インスタアカウントも!
ゲストの方のサイン&コメントの写真もあります。
是非チェックしてみて下さい。

今週は、「動物愛護週間」ゲスト!!
「動物愛護週間」とは、毎年9月20日〜26日。動物の愛護と、適正な飼育についての理解と関心を深めるための期間として、環境省が定めたものです。

ということで、猫のスペシャリスト、服部先生にお話を伺いました。


「(猫の食べ物で)自分が患者さんにおすすめしている一つの基準としては、療法食を作れるメーカー。栄養素のコントロールが可能な技術を持っていないと出来ないんですよね。これは何パーセント以下にしよう、何パーセント以上にしようって細かく設定する事が必要になってくるのと、栄養学的な研究を自社で行っていて、こういうごはんを食べるとこういう良い効果が出るんだっていうような研究も自社で行ってるところが多いので。良いものを追求していくって考えがその会社にはあるんじゃないかなと思うので、おすすめをしていますね。」

「(腎臓病を防ぐために)ひとつは、腎臓に毒性のあるものを絶対に口にしない環境作りが人間が出来る事かなと思っていて。あとは植物に腎臓に毒になるものって結構あるんですよね。代表的なのがユリですね。そういったものを出来るだけ自宅には持ちこまない。元々猫は肉食の動物なので、植物を食べて解毒、代謝する能力が非常に低いので、分からない植物は置かないほうが猫の体にとっては良いと思います。」


後半は、猫専門病院「東京猫医療センター」について。

「犬と猫っていうのは違う動物なんですよね。特に猫っていうのは、犬の鳴き声とか臭いを嗅ぐとすごいストレスを感じてしまう動物っていうことを感じていて。病気を治す施設である病院に行くことがストレスになってしまう事になると、果たして病気を治しにいっているのか、病気になりにいってるって訳ではないんだけども、出来るだけストレスが無い環境が良いなと思って、猫しかいない病院。少なくともワンちゃんの鳴き声に恐怖を感じながら過ごす時間を減らしてあげる事ができるかなと思いで始めました。」


猫の幸せが何かを考える時間でした。

「最近猫ブーム…なんとなく動くぬいぐるみみたいな感覚で飼い始める方がやっぱりいるんですが、猫は生き物なので最初の子猫のうちはかわいい動物ではあると思うんですが、やっぱりいつか成長していつか老いて、悲しいお話だけどもいつかは命が終わってしまうんですよね。そこも含めて猫との生活だと思うので。この子が老いて病気になってもこのこと一緒に過ごせるだろうかと。このこの一生、何があっても一緒に過ごすって覚悟してもらうっていうのが…少し厳しいお話になるかもしれないけど、生き物と暮らすってことはそういう事かなって思うので。そのうえで猫と暮らし始めると楽しい事がいっぱいありますので、そんなふうに過ごして欲しいなって思います。」


▼著書(一部)
『猫の寿命をあと2年のばすために 獣医師が教える愛猫と長く一緒にいる方法 』(トランスワールドジャパン)
『もっと! ネコにウケる』(ワニブックス)
『猫専門医が教える こんな時どうする?』(洋泉社)
『イラストでわかる! ネコ学大図鑑』(宝島社)
『ネコのキモチ解剖図鑑』(エクスナレッジ)
『ネコの看取りガイド』(エクスナレッジ)



詳しくは、
東京猫医療センターのHPをご覧ください。