オンエアレポート

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Thu

2020-12-10 性教育産婦人科医 高橋幸子先生


性教育の専門家で産婦人科医の
“サッコ先生”こと高橋幸子さんを
リモートでお迎えしました。


〈もう一度聞きたい!友達に教えたい!
聴き逃した〜!〉
radikoタイムフリー/TOKYO FMでお聴きください!
※一週間以内のみ聴収可
※TOKYO FM以外でお聴きの方は
radikoへアクセスして、
タイムフリーのページから番組を検索してください。



サッコ先生は、現在、埼玉の病院に勤務。
趣味、特技、仕事が“性教育”の専門家!
思春期外来もされていて、中学生〜大学生の
年代の患者さんも診られているそうです。

そんなサッコ先生の新著が11月に
リトルモアから発売されました。

『サッコ先生と!からだこころ研究所
小学生と考える「性ってなに?」』


小学4年生に性教育の講演会をしたときの
内容をもとに作られた本で…

「おへそのひみつ」
「赤ちゃんが生まれる3つの科学」
「思春期の体の変化」
「目には見えない心のはなし」
「困ったときには」

と、大きく5つのパートにわかれていて
男の子、女の子が、それぞれの視点で
自分の「体」だけでなく「心」にも
向き合えるように、わかりやすく書いてあります。

美雨さん
「いつも、ハッとするんですけれども
この本は、体の変化とか、気をつけなきゃ
いけないことだけでなく“心”
セクシュアリティにも向き合えるように
分かりやすく書いてあって。
大人が教えるための本だけではなくて
小学生自身が手にとって、勝手に読んで
吸収してくれるような本になっている。
ちょっと、こういう話をするのが
苦手だなぁという親御さんにとっても
さりげなく置いておけるんじゃないかな。」


サッコ先生
「最初に保護者が目を通しておいて頂いて
それからお子さんに自分で読んでねって
渡してあげられるといいなって思っています。」

美雨さん
「(性教育で)一番やってはいけないことって
何かありますか?」

サッコ先生
「お子さんから何か性に関する質問や相談を
受けたときに、嘘やごまかしをしない。
例えば赤ちゃんどうやって生まれるの?って
聞かれたときに、橋の下で拾ってきたよとか
コウノトリが運んできたよとか。
お子さんが“そうじゃない”と思っていたのに
そうやって答えられたら
“あ、我が家では性に関する話は
聞いちゃいけない、タブーなんだな”って
ネガティブメッセージを与えてしまうことに
なるので、なんて答えたらいいか
わからない質問をされた時は
ちょっと待ってね、必ずあなたに答えて
あげたいって思っているから
今この話は一旦おしまいにするけれども
必ず後で答えてあげるよって日を改めて。
性教育もいい本がたくさんありますので
準備して一緒に読んで教えてあげるとか
この本を読んでごらんって渡してあげるとか
していただければなと思います。」


『サッコ先生と!からだこころ研究所 小学生と考える「性ってなに?」』
高橋幸子/著 (リトルモア)


♪高橋幸子先生 リクエスト♪
M.ワンステップ/まるりとりゅうが

サッコ先生が医療監修をされた
Abemaオリジナルドラマ
『17.3 about a sex』の主題歌。

\17歳の女子高生3人が恋にセックスに揺れ動くリアルな心情を描く ひと夏の青春恋愛物語/ 初体験平均年齢=17.3歳だと知った女子高生3人組。 その日をきっかけに彼女たちの"性の価値観"が揺らぎ始める。



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【森永乳業 Cafe Talk】
ゲストの方に「もっとリラックスしていただこう!
ホッと一息ついていただこう!」というお時間。
用意した商品に隠されている質問にお答え頂きます。

Q.どうして今の職業を選んだ?

「私は産婦人科医になろうと思って

医学部に進んだわけではなくて…
大学6年生になった時に、地元の友人が
女子少年院に入所中の中学生・高校生と
お話をする、大学生のボランティア活動に
行ったら、感染症がやばいよって。
5年生の時に産婦人科の実習で回ったとき
産婦人科で不妊症の治療を受けている
患者さんに出会って、性感染症が
不妊症につながるということを知らずに
興味だけで無防備な性行為をしている
若者たちにこの事を教えなきゃと思って。
不妊症には原因が色々あって、感染症とは
限りませんけれども。
でもこの事を若者たちに教えなきゃって
思って、性教育をやる産婦人科医に
なることを決めました、」