オンエアレポート

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Wed

2021-01-06 映画『大コメ騒動』監督 本木克英さん

映画監督の本木克英さんをお迎えしました。

〈もう一度聞きたい!友達に教えたい!
聴き逃した〜!〉
radikoタイムフリー/TOKYO FMでお聴きください!
※一週間以内のみ聴収可
※TOKYO FM以外でお聴きの方は
radikoへアクセスして、
タイムフリーのページから番組を検索してください。


1963年生まれ。富山県富山市のご出身。
1998年『てなもんや商社』で監督デビュー。
その後、『釣りバカ日誌』シリーズや
『ゲゲゲの鬼太郎』『鴨川ホルモー』
『超高速!参勤交代』『空飛ぶタイヤ』など
多くのヒット作を手がけられています!

そんな本木監督の最新作『大コメ騒動』
1月8日から公開されます!

主演は井上真央さん。約100年前に
富山で実際に起きた歴史的な事件「米騒動」を
題材に強く生きた女性たちを描いた作品です。

本木監督
「全国に広がった結果、地域によっては暴動に
発展して、明暗両面を持った事件だったので
描き方が難しいなと思ったんですが
娯楽映画の形にしてみようと挑戦しました。」

美雨さん
「温かい面、女性たちの“家族を守りたい”
という愛の部分に焦点を当てられていたと
思うんですけど、たくさんのカッコいい女性
たちが登場しますね。」

本木監督
「旦那さんが遠洋漁業で出稼ぎに行くので
当時ですから、消息がわからなくなる。
その時期に女性たちは子どもや家族を抱えて
ひとりで家計を支えなければいけないという
状況。その情勢が今のシングルマザーたちが
抱えている問題にも共感できるものになると
いいなと思って、調べて脚本にしていった
という経緯があります。」




他のキャストには富山県出身の室井滋さん
柴田理恵さん、左時枝さん。
そして、三浦貴大さん、夏木マリさん
立川志の輔さんらが出演されています。

ちなみに室井さんの役柄は、室井さん自身が
小さいとき近所にいた“おばば”をモチーフに
役作りをされたそうです!!

さらに、主題歌は米米CLUBの書き下ろし
タイトルは…『愛を米て』
(読み:あいをこめて)



◇◇◇映画「大コメ騒動」 オフィシャルサイト◇◇◇

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ゲストの方に「もっとリラックスしていただこう!
ホッと一息ついていただこう!」というお時間。
用意した商品に隠されている質問にお答え頂きます。

Q.思い出深いロケ地は?

本木監督
「沖縄の久米島。“釣りバカ日誌11”で
行った島。そこに“ハテの浜”という、時間に
よって浮き上がってくる砂州のような
三日月の形の島があるんですよ。その島の上に
ヤシの木を1本植えて、潮が引いたときに
西田敏行さんや村田雄浩さんと一緒に
撮影をしたんですけれども、今思い出しても
楽園のような、たまに夢に出てくるぐらい。」

美雨さん
「釣りバカ日誌の日々というのは思い出深いですか?」

本木監督
「釣りバカ日誌を撮っていたのが
30代半ばだったんですよ。
主演は西田敏行さんと三國連太郎さんで
日本を代表する俳優さん。
そして脚本は巨匠の山田洋次さん。
誰一人として自分の思うようには動いて
くれないと(笑)監督というとものすごく
リーダーシップを発揮している人だと
思われるでしょうけど、釣りバカのときは
完全に調整役だったんです。
ただ調整していたことが今とても役に立って
いて、誰がきても何を言われても動じない。」

美雨さん
「(役者さんが)予想外のことをしてくださる
のは監督としては嬉しいことなんですか?」

本木監督
「大概、嬉しいことではないんですが(笑)
西田さんや三國さんが演じる予想外のことは
とっても面白いし、それを観客も求めていた。
ですからその緊張感というか、次どんな
お芝居をしてくるのか、わからないという
ドキドキした経験は今でも思い出しますね。」