オンエアレポート

04
19
Mon

2021-04-19 宇宙飛行士 山崎直子さん


2001年に宇宙飛行士として認定され
2010年4月にスペースシャトル
「ディスカバリー号」に搭乗され宇宙へ行った山崎さん。
当時、ISS(国際宇宙ステーション)には
野口聡一さんも長期滞在中で、日本人飛行士
2名の同時滞在が実現したことも
話題になりました。

あれから11年…
山崎直子さんがスペシャルアンバサダーに
就任された映画『約束の宇宙(そら)』
4月16日から公開されています。

宇宙飛行士で、ひとり親の母サラと
娘のステラを描いた作品。

主人公を演じるのは
『007/カジノ・ロワイヤル』の
ボンドガールで注目を集め
『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』
『ダンボ』のエヴァ・グリーン
仲間の宇宙飛行士役に、『アウトサイダー』
『クラッシュ』のマット・ディロン。

脚本・監督はフランス人女性監督で
「博士と私の危険な関係」
「ラスト・ボディガード」「裸足の季節」の
アリス・ウィンクール。

そして音楽は、坂本龍一さんが手がけています。

山崎直子さん
「共感しましたね。まさに(母娘が)お互いに
ぶつかりあい、葛藤しながら乗り越えていく
物語で、題材は宇宙飛行士、宇宙なんですが
テーマとしては、とても普遍的なものかなと
思いました。
私たち誰しもが、何かに葛藤しながら
悩みながら生きていて、でも完璧な親も
完璧な宇宙飛行士もいないんだよと。
それで、日々成長していくのがいいんだよ
と教えてくれる映画だなと思いました。」

美雨さん
「“完璧な宇宙飛行士なんていない
完璧な母親がいないのと同じ”という
セリフが重要なシーンとしてありました。」

山崎直子さん
「すごく心に染みましたね。
私の場合は、宇宙飛行士に認定された
翌年に長女を出産して、宇宙に行った時が
ちょうど7歳。映画の中のステラの年齢と
同じだったんです。だから境遇を
重ね合わせながら見ていて、当時のことを
思い出されて、責められているようで
辛い思いもありましたけれど
そうだったなぁって思いながら共感して
見ていました。」




ちなみに、宇宙に行くために
体を鍛えているという矢野顕子さんのお話も
飛び出しました♪
矢野さんも映画にコメントを寄せています!

映画『約束の宇宙(そら)』オフィシャルサイト

――――――――――――――――

<拝啓、なじみたち>

Q.宇宙に持っていった私物は?

山崎直子さん
「スペースシャトルの場合は、いわゆる私物を
2つ持って行くことができたんですが
1つはちょっとしたオーナメントのような
ものを記念に持って行きました。
もう1つは、ミニチュアの30cmぐらいの
琴を持っていきました。
(中略)
宇宙ステーションの中でよく楽器を楽しむ人は
多いと聞いていたんです。
電子ピアノやギターは、備え付けられて
あるので、それで演奏をするんです。
子どものときにお琴を少しやっていたので
和楽器の音が国際宇宙ステーションの中で
流れたら素敵だろうなと思って
持っていきました。」

美雨さん
「もちろん初めて宇宙で響いた、琴の音ですよね、きっと。
演奏会をなさったんですか?」

山崎直子さん
「同じ時期に滞在をしていた
野口聡一宇宙飛行士が、“笙”を持って
来られていたので、一緒に“さくらさくら”を
演奏しました。
(中略)
矢野顕子さんは、どんな曲を宇宙から
演奏してくださるのか、今から楽しみです!」