オンエアレポート

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Thu

2021-05-06 戦場ジャーナリスト 桜木武史さん


ディアフレンズ初登場。
戦場ジャーナリストの桜木武史さんを
お迎えしました。

戦地に行っていたとは思えないほど
柔らかい印象で終始穏やかな口調の桜木さん!
スタジオに入られるときには
“とても緊張しています…”と
おっしゃっていました。

1978年、岐阜県生まれ。
東海大学卒業後フリーのジャーナリストになり
2005年11月、インドのカシミールで戦闘に
巻き込まれ右下顎を吹き飛ばされるという
壮絶な経験をされますが、治療後にも精力的に活動を続け
「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」の受賞や
「クレイジージャーニー」に出演されたことでも
話題になりました。

普段はトラックの運転手の仕事をしながら
ジャーナリストの活動をされていて
トラックのなかでディアフレンズを
聞いてくださっているんだとか!

そんな桜木さんの新刊
「シリアの戦争で、友だちが死んだ」
ポプラ社より発売中です。
文/桜木 武史
漫画/武田 一義

美雨さん
「みなさんから聞かれると思うんですけど
桜木さんは何に突き動かされているんでしょうか?」

桜木武史さん
「何でしょうかね…
言い方は悪いですけど、人の不幸を商売に
しているようなところもあるんですよね。
人の不幸を取材して、写真を撮ったり
世間に伝えるというのは。
やっぱりその人たちの不幸を背負っているから
簡単には辞めようと、無責任に放り出せない。
一度そういうのを見たからには
これからもやっていかないと。」

美雨さん
「桜木さんが伝えてくださることによって
一気にシリアの現場っていうのが、
ぐっと近づきましたし、顔が見えてくる。」

桜木武史さん
「現地に足を運ぶ理由は
実際に報道からでは伝わらない
生の声を拾って、それが一人でも二人でも
いいんです。それを自分の言葉で伝えることで
受け取ったが側がイメージしてくれると
やって来た甲斐があります。」

美雨さん
「特に子どもたちの姿とかが出てくると
たまらない気持ちになりますね。」

桜木武史さん
「子どもたちも何の罪もない。
シリア(内戦)は10年。戦争しか知らない
子どもたちもたくさんいる。本当に悲しいですね。」


♪桜木さんリクエスト♪

M. ハレルヤ/宮本浩次

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<拝啓、なじみたち>

Q.日本に帰ってきたときに食べたくなるものは?

桜木武史さん
「イスラム教の国に行くことが多いので
豚肉が食べられないから、とんかつを
食べます(笑)絶対に食べられないので。」

美雨さん
「向こうではどんな食生活なんですか?」

桜木武史さん
「戦争している場所だと店も開いてないので
部隊から支給される豆のスープやカピカピの
ライスとか。(戦地の)前線に行く時の晩は
家族がもし向こうで、亡くなってしまうかも
しれないので、美味しいものをたらふく食べて
戦場に行く前は肉料理が出て、帰ってきた
その日も鶏肉とかを大盤振る舞いする。」