オンエアレポート

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2021-09-09 ジャズ・ピアニスト 上原ひろみ さん


東京2020オリンピックの開会式に出演
ピアノ演奏をされた、ジャズ・ピアニストの
上原ひろみさんをリモートでお迎えしました。

約2年ぶりとなるニューアルバム
『Silver Lining Suite』が
9月8日に発売されました!

“上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット”名義の新作は
ピアノと弦楽四重奏という編成で
新日本フィルハーモニー交響楽団の
コンサート・マスターである西江辰郎さんを
中心とするストリング・カルテットとの
新たな“上原ひろみサウンド”を堪能できる作品です。

上原ひろみさん
「西江辰郎さんが、2015年に
新日本フィルハーモニーと共演したときに
コンサートマスターでいらしゃって。
そのときに、少しだけ即興演奏をステージで
一緒にしたんです。
彼は、クラシック一本でやってきているんですけれど
すごく色んな音楽に興味があって、とても音楽に対する
視野の広い方だなという印象がとても強く残っていて
それからプライベートでも仲良くしていたんです。
それで、今回はこの状況下の中でどんな曲を
作って誰と演奏したいかなって考えたときに
西江さんのことがポンと頭に浮かんで
ピアノと弦楽四重奏は面白いかもしれないなと思って。
ブルーノートで8日間、このパンドでライブを
やったのが始まりです。」




このライブというのがブルーノート東京での
ライブ企画「SAVE LIVE MUSIC」
上原ひろみさんが、コロナ禍に苦しむ
ライヴ業界の救済を願うために企画されました。
ちなみに、今春には矢野顕子さんとのデュオ公演も♪

そして、曲作りに対するお話へ…

上原ひろみ さん
「曲を書くとか、演奏をするっていうことに関しては
全く自分の中でモチベーションやインスピレーションが
落ちることはなくて。どういう状況であっても
そこにやっぱりインスピレーションはあると思っていて
急転直下で生活が変わるということ自体
味わわなくていいのなら
もちろん味わいたくはないけれども
それもやっぱり自分が曲にするきっかけになるし
そうやって自分を奮い立たせているところも
あるのかもしれない。
パフォームすることに対してのエネルギーを
どう発散しよう、どこに使おうかっていうのは
公演のキャンセルになると行き場を失う。
そういう時に救ってくれたのは
“曲を書く”ということでした。」

美雨さん
「物理的な旅ができなかったり
公演ができなかったりする中で
やはり立ち止まって、心の旅というか
自分の内面を探っていったり
深く潜っていったりした人もいるだろうし。
日常の中に、または家族との時間の中に
新しい、何か光るものを見つけた人もいただろうし。
わかりやすい刺激じゃなくても
アーティストって毎日起こることの中に
何かを見出していく、その過程が表現になっていく。」

上原ひろみさん
「どうしても、美雨ちゃんと話してると
矢野さんの話になっちゃうけれども
“ごはんができたよ”とか、普通のことだけど
彼女は、ラーメンを食べたいという衝動も曲にするし
やっぱり生きていれば、そこにモチベーションが
あるんだなっていうのを
本当に体現している人だと思います。」


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ゲストのプライベートな一面にせまります!

Q.ここに行ったら必ず食べるものといえば?

「(アルバム収録曲の)“Ribera Del Duero“という場所は
私の大好きなスペインの赤ワインの産地で、
初めて飲んだのがサン・セバスチャンだったんです。
サン・セバスチャンに行ったときに
必ず食べるのが“プルポ”。タコです!
スペインのタコは本当に美味しくて
ガーリックとパセリとオリーブオイル
ですごくシンプル。そこに、じゃがいもが入っていて
ワインがススム君です!(笑)
サン・セバスチャンってバル文化がすごくて
まずバルに入ったら“プルポ!”(笑)」


<LIVE>
JAPAN TOUR 2021 “SILVER LINING SUITE”
11月、長野県・松本からスタート!

詳しくは、オフィシャルサイトをご覧ください♪

◇◇◇上原ひろみさん オフィシャルサイト◇◇◇