オンエアレポート

09
05
Tue

ゲストは…塩沼亮潤大阿闍梨さん


今日は、塩沼亮潤大阿闍梨さんをお迎えしました!


もう一度聞きたい!聴き逃した〜!という方はこちらへ。
※一週間以内のみ聴収可

番組公式インスタアカウントも!
ゲストの方のサイン&コメントの写真もあります。
是非チェックしてみて下さい。


塩沼亮潤さんは、仙台市「慈眼寺」のご住職。
1300年に、たった2人しか達成した事のない「大峯千日回峰行」「四無行」を経て「大阿闍梨」となられました。

「大峯千日回峰行」とは、山道を往復48?、1000日間歩き続ける修行。年間4ヵ月を行の期間と定めるので、9年の歳月がかかるそうです。
また、一度始めたら途中でやめることは出来ず、万が一途中で行をやめざるを得ないと判断した場合、所持している短刀でもって自ら腹を切り、行を終えるという厳しい掟があるんだそう。
そして「四無行」とは、食べず、飲まず、寝ず、横にならずを9日間続ける修行。

修行の時のお話、この道に入ると決めたときのお話、色々と伺いました。

「母はね、もうこの修行を決意したので、修行する日の朝、普段通りに美味しいごはんと味噌汁、大根の千切りが入ったのですね、美味しいひきなじるだったんですけど。珍しく母が茶碗を洗ってくれて。珍しいなと思ったんですけど、ガチャンと音がしたんです。何したの母ちゃんって言ったら、もうお前の帰ってくる場所はないと思いなさい、命がけの修行をすると言うのだから、母ちゃんとばあちゃんの事はなんにも考えなくて良いから、だから砂を噛むような苦しみをして一人前になってきなさいって送り出してくれたんです。なかなかね、そういう親はいないと思うんですけれども、本当にそういった親だったり立派な師匠がいて、今の私がいると感謝しています。」


そして、悟られたことについて・・・

「百のうち、九十九相手を受け入れようと思っていても、一嫌いだったら有りは有りですよね。心の中にあるものが体を通して雰囲気として相手に伝わってしまうでしょう。それに、本当に深く心の中で詫びたんです。あなたの事を私は嫌いだったけども、もしかしたら、あなたも私の事を嫌いだったかもしれないと。嫌な思いをさせてごめんねって心の中で謝った瞬間に、その瞬間に人生が良い方に良い方に。修行した後変わったことでね。なので、心の中に<春>という漢字をね、いつもイメージして入れているんです。何度も手で書いてね。春というと、どんな事をイメージをします?(美雨さん「芽吹き、緑、爽やかな風、新しい季節…」)そうですね、朗らかとか。そういう人と会ってると相手も楽しいですよね。なので、あの人と会って良かったなって思われるように、春をイメージしているんです」

沢山の素敵なお話、ありがとうございました。
心の口角を上げる!意識していきたいです。

そして、今後はNYに行きたいという塩沼亮潤さん。NYでの活動も気になります!ぜひまたお越し下さい!


▼著書
『歩くだけで不調が消える 歩行禅のすすめ』(KADOKAWA)
『春夏秋冬 〈自然〉に生きる』(春秋社)


塩沼亮潤さんについて詳しくは、
こちらをご覧ください。