Orico presents FIELD OF DREAMSOricoFIELD OF DREAMS

この番組では、「夢に向かって頑張っている人を応援する」をコンセプトに、夢をかなえ活躍する方々をゲストに迎え、そこに向かうまでのプロセスや、努力、苦労、そしてかなえたときの喜びを深く掘り下げていきます。

パーソナリティ 川田裕美プロフィール


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『Orico presents FIELD OF DREAMS』では、夢を叶えた方、今まさに夢に向かって突き進んでいる方をゲストに迎え、その人生のターニングポイントに迫っていきます!

今週のゲストは、先週に引き続き、日本を代表するドラマーの沼澤尚さんです!

沼澤さんの第1の人生のターニングポイントは
1983年、22歳、アメリカに渡り音楽の学校に入学した時。

同級生たちの、プロを目指す姿勢に刺激を受け
「自分のスタンダードが崩壊した」とも、仰っていました。

今日は、沼澤尚さんの人生に起こる第2のターニングポイントについて伺いました。



●人生に起こる第2の人生のターニングポイント



川田「沼澤さんに起こった第2の人生のターニングポイントは何ですか?」

沼澤「1989年、僕が29歳になった直後に父親が亡くなったことですね。うちの親父は鉄人だったので”こんな人が病気とかするんだ”って思いました」

川田「鉄人というのは…?」

沼澤「熱とかあったら、水風呂に入る的な(笑)。毎朝走って帰ってきたりとか、どんなに自分が頑張っても絶対に腕相撲勝てなかったり(笑)。
アメリカのビールのコマーシャルで、うちの親父が日本人のOBの野球選手で抜擢されたんですよ。アメリカに何度もコマーシャルを撮りに行ってるんですよね。その時のギャラも『ドルでもらったから置いてくわ。おまえ、使え』って言って置いていってくれたり、そういう親だったんですよ」

川田「それはグッときますね(笑)」

沼澤「だから、自分の父親のほうが僕が行く学校に先に行ってるんですよ。『うちの息子が来るんで、よろしくお願いします』みたいな」

川田「じゃあ、アメリカの人達もCMを見てるとお父さんの事を知ってるわけですよね」

沼澤「親父のことをみんな知ってました。『おまえ、あれの息子?』みたいな、めちゃくちゃ人気あったコマーシャルだったんですよ」

川田「お父様の前で演奏したことは?」

沼澤「1987年に僕がボビー・ウーマックのバックをやっていて、初来日するんですよ。その時に、初めて僕のドラムを演奏してるところを両親が見ました」

川田「どういう風に仰っていましたか?」

沼澤「うちの親父は、『お前は休みがないのか?』って、『他のメンバーは休んでるのに、ドラムっていうのはずっとやるんだな』みたいな(笑)」

川田「初めてご覧になったわけですよね」

沼澤「『お前のやりたいことは、なんか分かったよ』って言われて」

川田「そういう姿をお父さんに見せられたのは、嬉しいことですよね」

沼澤「アメリカでやってたバンドのアルバムが出た直後に、うちの父親が亡くなってるんですけど。80年代の後半って、アメリカでも仕事できるようになってて、そこでは流石にミュージシャンやってる感があったんですよ。
”やれるだけやろうかな”みたいに思ってる頃なんですけど、両親が実家の東京にいて父親がいなくなって、母親が1人になるじゃないですか」

川田「そうですね」

沼澤「この時から、なぜか1年に1回〜2回、日本で呼ばれる仕事が急に増えて。そこから一気に、毎年日本に行く頻度が増えてきたんですよ。父親が亡くなった直後なんですよ」

川田「それって何かを感じますよね。ずっとアメリカで、最後までいるのかなと思ってましたか?」

沼澤「思ってましたね。その頃はまだ20代なので、嫌な言い方をすると”俺はもう本場にいるし”みたいな、いまは全然思ってないですけど。その頃は邦楽とかをバカにしてる嫌な感じで『日本?ごめん、俺本場にいるし』みたいな、若いし、嫌な感じでしたね(笑)」


●日本とアメリカの狭間で



川田「日本とアメリカの、音楽の仕事の違いはありますか?」

沼澤「いっぱいありますね。日本であまり音楽の仕事をしたことがなかったので。スタジオに呼んでくれたりしたんですけど、一番ビックリしたのは、アメリカだと『お前は、誰のおかげでドラムで飯が食えてるんだ』っていうことが基本的なんですよ」

川田「はい」

沼澤「つまり、レディー・ガガっていう人があれだけのスーパースターで、その才能に対してビジネスになっているじゃないですか。彼女の才能のおかげで雇われたドラマーに仕事があるわけですよ。そういう、いい意味での基本的な力関係があるんです。
僕は音楽も英語で習ったし、音楽ビジネスも英語だし、日本語で音楽のことを習ったことがなかったので」

川田「そうなんですね」

沼澤「誰かのアーティストのレコーディングで日本に呼ばれたとき、『沼澤さんがいるんだったら、このレコーディングもお願いします』って行ったレコーディングで、新人のシンガーソングライターの方のレコーディングだったんですけど。
彼はスタジオの隅で小さくなって座っているんですよ、そこに呼ばれた人たちが有名なスタジオミュージシャン達だったんですね」

川田「なるほど」

沼澤「その彼の才能のおかげで、レコード会社だったり、事務所が投資してるわけじゃないですか。それでレコーディングして、雇われたミュージシャンが集まってきてますよね。彼がそこに投資されない限り、この人たちは仕事がないんだけど、日本はそこが逆転してる感じだったんですよ。”偉いミュージシャンの人たちに来ていただいた感”になってるんですよ」

川田「それはアメリカにはないわけですか?」

沼澤「絶対にないです。金を持ってきたそのアーティストのおかげでみんなに仕事があるわけですから」

川田「意見も、その人の意見が基本的には通るわけですか」

沼澤「まずそこですよね。ミュージシャンたちが『こうやったらいいんじゃないの?』とかやってて。僕がその彼に『これ、君のデビューアルバムだから、自分が気に入るように言ったほうがいいんじゃないの?』って言うと、『いや、僕そんなこと言えません』みたいになってて。
それはそれで、カルチャーショックだったんですよ」

川田「それは大きな違いですね」

沼澤「ライブとかでもそうなんですよ。アニタ・ベイカーっていう人が当時売れてて、コンサートのサウンドチェックやってて、外に行ったら音が悪いって言って、目の前でクビになるんですよ。『明日から来なくていいから、音、最悪』みたいな」

川田「それがベテランであれ、関係ないわけですよね」

沼澤「”すごいなアメリカ”みたいな(笑)。というか、これが普通なのかと思って」

川田「それは、どっちがいいとかあるんですか?」

沼澤「両方で見てて、ここはアメリカのいいところで、ここは日本のいいところでという感じで。”アメリカの方がいいんだよ!”って思ったことはないです。
アメリカのいいところもあるし、日本のいいところもあるので。どこの国にも、それぞれのスタンダードがあるっていうのを、アメリカと日本は音楽のシーンで見ましたね」





>>来週は、現在アメリカ・ニューヨークを拠点にジャズミュージシャンとして活動されている、
大江千里さんをお迎えしてお話を伺っていきます。お楽しみに!

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