Orico presents FIELD OF DREAMSOricoFIELD OF DREAMS

この番組では、「夢に向かって頑張っている人を応援する」をコンセプトに、夢をかなえ活躍する方々をゲストに迎え、そこに向かうまでのプロセスや、努力、苦労、そしてかなえたときの喜びを深く掘り下げていきます。

パーソナリティ 川田裕美プロフィール


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『Orico presents FIELD OF DREAMS』では、夢を叶えた方、今まさに夢に向かって突き進んでいる方をゲストに迎え、その人生のターニングポイントに迫っていきます!

今週のゲストは、先週に引き続き、芥川賞作家の村田沙耶香さんです。

7月19日に発表された、第155回 芥川賞を『コンビニ人間』で、見事受賞されました。

村田さんの第1のターニングポイントは、20歳の頃、芥川賞作家の宮原昭夫さんに出会ったことで
再び小説が書けるようになったとき。
今週は、村田沙耶香さんの人生の第2のターニングポイントについて伺いました。



●”クレイジー沙耶香”と言われる所以



川田「作風と印象のギャップに、戸惑ってしまいますね(笑)」

村田「嬉しいです。ぴったりと言われるよりはホッとします(笑)」

川田「小説仲間の皆さんからは、”クレイジー沙耶香”と言われているんですよね?」

村田「そうですね。たぶん、いじられキャラなんだと思います」

川田「どういった部分で、そう言われるんですか?」

村田「私がとぼけたことをした時とか……。
最初に小説仲間に出会ったのが北京だったんです。日中青年作家会議というものがあって、リーダーが中村文則くんで、西加奈子ちゃん、山崎ナオコーラちゃん、青山七恵ちゃん、綿矢りさちゃん、羽田圭介くん…そのメンバーで北京に行って、最初はすごい人見知りをしていたんです」

川田「そうだったんですね」

村田「そういうところで、羽田くんや加奈子ちゃんが、サソリの素揚げみたいなのを食べている時に、私だけこっそり食べていたんです」

川田「こっそりですか?(笑)」

村田「加奈子ちゃんや羽田くんは、”イエイ!”って感じで写真とか撮りながら食べていたんです」

川田「普通は食べないものを食べるわけですから、みんなの前で食べますよね」

村田「こっそり食べてるを見て、加奈子ちゃんが『なに、こっそり食べてんねん!』って。
そこでみんながツッコミを入れる、いじられキャラになったんだと思います」

川田「本当にサソリを食べたかったんですか?」

村田「好奇心が旺盛なので、みんなが食べてるのを見て食べてみたかったんですね」

川田「それはクレイジーですね(笑)。皆さんに言われちゃうことって、その一回だけじゃないんじゃないですか?」

村田「その後も、みんながツッコミみたいな感じで言ってくれるので、自分の中の変な部分を出しやすいんです」

川田「変わってるところはあるんですか?」

村田「自分ではあんまりないと思っているんですけど、すごい小さなことなんですよ。
常に原稿を持ち歩いて、カバンがパンパンだったり…(笑)」

川田「なんで持ち歩くんですか?」

村田「なんか、書く時間があるかと思って…『ご飯食べて帰るだけなのに、あるわけないじゃん』ってみんなから言われたり」

川田「食事会の時にも持っていくんですか?」

村田「原稿持ってたりするんですよね(笑)」

川田「ということは、紙に書かれているんですか?」

村田「ノートとプリントアウトした原稿に手書きで加えていくスタイルなので。
なんか、急に降りてきて、めちゃめちゃ進むんじゃないかと思って、つい持ち歩いてしまうんです(笑)」

川田「細くて小さいお体なのに、あの大きなカバンを持ってらっしゃるから(笑)」

村田「その様子とかも、いじりやすいんだと思います(笑)」


●美しい小説




川田「村田沙耶香さんの第2のターニングポイントはいつのことですか?」

村田「2014年イギリスの文芸誌『GRANTA』に『清潔な結婚』という短編が掲載されたことです」

川田「『清潔な結婚』というのは、性交渉をもたないことを前提に結婚した夫婦が、子供を作るためにある施術を受けることにする…という内容なんですが、これは考えさせられる作品ですね」

村田「そうですね。すごいヘンテコな作品でしたね(笑)。
夫婦は友達としていて、性交渉はしないで、”僕たちはただの家族として兄弟のように暮らしていこう”という感覚が、私にとっては違和感がないというか…。こういう形の結婚をしてる2人がいても、いいような気がしてるんですよね」

川田「これを題材にしようと思ったきっかけはあったんですか?」

村田「海外の方に読まれることを前提としたので、どうせならはっちゃけようと思ったのかもしれませんね(笑)」

川田「第2のターニングポイントに選んだ理由はなぜですか?」

村田「かなりユーモラスな作品で、『小説を読んで初めて笑ったよ』って言ってもらえた作品なんですけど。
この作品がイギリス版の『GRANTA』に掲載された後、各国の『GRANTA』に掲載されたよっていう報告をいただいたり。イギリスの編集さんとお会いして、『びっくりした、笑ったよ』と仰っていただいて」

川田「びっくりしたという感想でしたか」

村田「『美しい』と、仰ってくださった方もいて、すごく嬉しかったんですよね。海外の方、文化の違う方が違う言語で読んで感想をくださることが、不思議で刺激的なことだったんです」

川田「日本との違いっていうのは、大きなものがあるんですか?」

村田「”驚いた”みたいなことは、わりと一緒なんですが。
海外の方のほうが『美しかった』と、あの小説を美しいと言ってくださる方もいるんだ…とか」

川田「確かに色で言うと、汚れていない、真っ白というか…そういうイメージが湧きますね。
そういう風なことを言葉にすると『美しい』ということなのかもしれないですね」

村田「そうだとしたら、すごく嬉しいですし、自分では気付かなかったところですね」

川田「海外に向けて発表したことで、村田さん自身に変化はありましたか?」

村田「シリアスな作品が多かったので、笑ってもらえるっていうことが楽しいなって。
あと、国を超えて『このセリフが本当に面白いんだよ。どうやって訳そうか』と、日本の『GRANTA』の皆さんが仰ってくださってるのを見て、ワクワクしたんです」

川田「確かに、訳が難しいかもしれないですね。もう一度笑ってもらえるような訳にしないといけないですね」

村田「人間をユーモラスに描く楽しさ、特に『コンビニ人間』を書いてるときには、この『清潔な結婚』っていう短編のことを思い浮かべていました」





>>来週は梅田彩佳さんをお迎えして、お話を伺っていきます。
お楽しみに!

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