『Orico presents FIELD OF DREAMS』では、夢を叶えた方、今まさに夢に向かって突き進んでいる方をゲストに迎え、その人生のターニングポイントに迫っていきます!
今週のゲストは、先週に引き続き、お笑いコンビのニッチェ・江上敬子さんです。
江上さんの人生のターニングポイントは2005年、21歳の時。
専門学校の担任の先生から芸人の道を勧められた時でした。
今週は、その後の江上さんの人生に起こる第2のターニングポイントについてお話を伺いました。
●思いがけないきっかけ
川田「ニッチェ・江上敬子さんにやってくる、第2の人生のターニングポイントは何ですか?」
江上「20
15年、去年、30歳で結婚しましたー!」
川田「改めておめでとうございます!プロポーズからテレビが入って、すごく感動的でしたね」
江上「まさかまさかのプロポーズでした(笑)。結婚してから、仕事の内容が少しずつ変わってきたんですよね。
主婦としての目線を求められたりとか、お料理はもともと好きでやっていたんですけど、お料理のお仕事が入ってくるようになりましたね」
川田「旦那さんに作ってあげるお料理というところがみんなに知られて…。そうすると、”江上さんの作るものを見たい、食べたい”ってなりますよね。旦那さんはどんな方ですか?」
江上「フツーの方ですよ、おじさんですよ(笑)。年が8コ上の、40歳です」
川田「どういう出会いだったんですか?」
江上「もともと
1人で飲むのが好きなんですけど、行きつけのワインバーの常連だったんですよ。
3年くらい、”いるなー”とは思ってたんですよね。”ヒロさん”という名前は知っていて、来ると挨拶くらいはしていました、それだけで会話をしたこともなくて」
川田「そうだったんですか」
江上「ある日、私がベロベロに酔っ払って、ヒロさんに絡みに行ったんですよ。あまりにも酔っ払っているので、『送って帰りますよ』ということで、送っていただいたんですよ。
で、アパートの前に着いたらヒロさんが、『あれ?ここに住んでるの?俺、この横で働いてるんだよ』って、横がヒロさんの会社だったんですよ(笑)」
川田「すごい偶然ですね(笑)」
江上「『これも何かの縁だし、今度、仕事終わりでご飯でも行きます?』って言われて、そこからですね」
川田「最初は意識してなかったのに、男性として意識をし始めるわけですか?」
江上「そうですね。わたし、たぶんなんですけど、男性を見る目線が加点方式な人間なんだなって思ったんですよ。
何が良かったって、『おまえが言ってんじゃねー』って言われるかもしれないですけど、本当にタイプじゃなかったんですよ(笑)。
自分も太ってるから、”太ってる人同士って、なんか違うんじゃない?”って思ってたんですけど、ヒロさんはぽっちゃりしてたし、服装がえげつないくらいダサかったんですよ(笑)」
川田「ファッションにも興味がないような?」
江上「興味ないし、壊れかけの油さしてない赤い自転車に乗って、”面白い方ね”くらいは思っていたけど。”男性としては違うな”っていうところから、面白いからご飯に行ってみようかと思っていたら、”あれ?いいな、すごい紳士だし人にも優しいし。いいな、いいな、いいな…”って加点されていって、意識するようになったのはそこからですかね」
●家にあるものだけでできる、簡単レシピ
川田「お2人ともお酒が好きっていうのはいいですね」
江上「夜な夜な晩酌するのは楽しいですよね」
川田「そして、旦那さんのために作るお料理、そこからお仕事が増えてきたということでレシピ本がリリースされました。
『ニッチェ 江上敬子のダンナやせごはん 胃ぶくろをつかむ、嫁ラクレシピ!』これは、私も作らせていただきました。
本当に簡単で、私みたいな料理下手でもできるんだなというのがすごく嬉しかったです」
江上「何を作りました?」
川田「『ねぎまみれ納豆オムレツ』と、『キノコのホットサラダ』この2つを作っただけでお腹いっぱいになりました」
江上「そうなんですよね、炭水化物があまりいらないですよね」
川田「お腹いっぱい食べられてヘルシーっていうのがいいですよね」
江上「とにかく、うちの旦那さんは大食いなんですよ。初めてのデートが焼肉だったんですけど、推定ですけど
10人前くらい食べたんですよ。『俺、延々と食べちゃうから止めてね』って言われるくらい、すごい食べる人で(笑)」
川田「すごいですね(笑)」
江上「もう40歳で、”体のことも考えないといけない歳なんじゃない?”っていうことで、男の人でも好きな味付けにして、カロリー低めのものをお腹いっぱい食べさせてあげようと思って作って、それを集めたのがこのレシピ本ですね」
川田「旦那さんは、どれくらいの期間でどれくらい痩せましたか?」
江上「
1年かからないくらいだったと思いますけど、
10キロくらい痩せましたね」
川田「すごい運動をしたわけでもなくですか?」
江上「そうですね。引越しをして家から会社までがちょっと遠くなって、片道30分自転車で行って帰ってくるくらいですかね」
川田「じゃあ、食事の分は大きいですね」
江上「このレシピ本でよく聞かれるのが、超ダイエット本だと思われるかもしれないけど、超ダイエット本じゃないんですね。
食べることがすごい好きな人に、例えばカルボナーラを食べたい人に、置き換えで、あっさりしたものを食べるというわけではなくて。
カルボナーラの味付けは残しつつ、麺をカロリー少ないものに変えたりとか」
川田「だから、食べた時に満足感があるんですね」
江上「続けないと意味がないし、美味しくないと食べてくれないんですよね。今までラーメンをガツガツ食べていた人に、酢の物ばっかり与えられないじゃないですか(笑)。
私自身も一緒に食べるので、私も絶対に美味しいものがいいんですよ。だから、美味しい味付けのまま、どうカロリーを落とすかっていうことを考えて、特にカロリー計算は載ってないんですよ」
川田「確かに書かれてないですね」
江上「手に取った人が、”これだったら続けられそう”とか、アレンジしてみたりしてもいいと思いますし。
家にあるものだけでできるんです、ローズマリーとか、クミンとか出てこないですから(笑)」
川田「わざわざ、買いに行かないといけないものばっかりではなくてですね」
江上「そういうものもいいんですけど、そういうものは特別な日に頑張って作る料理。これは普段着の、毎日作る料理っていう感じですね」
>>来週のゲストは、アルピニストの野口健さんです。
今年から始まる山の日を前に、山や登山の魅力なども伺っていきます。お楽しみに!