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  • 2016.05.03.Tue 第31回「Hotel California」Eagles
今週はゴールデンウィークまっただ中。
家族でドライブ中に聞ける「懐かしの名曲」を特別に取り上げました。

1971年にデビューした世界的なロックバンドがEagles。
その最大のヒット曲が1976年にリリースされたアルバム「Hotel California」に
収められていた「Hotel California」。当時、日本は空前の洋楽ブーム、ラジオからだけではなく
街の至る所からこの曲が流れていました。しかし、当時の洋楽ファンの聞き方は曲の雰囲気を味わうのみ、多くの人がこの曲の「歌詞」の世界を知らずに、40年間もの間、聞き流していたのではないでしょうか?

今回の「ENGLISH JUKEBOX」はゴールデンウィーク特別企画。リリースから40年、
改めてその歌詞の秘密に迫りました。

♫ Welcome to the Hotel California ♫ 

耳に残る印象的なこのサビの部分、昔から何度も聞いたことがある人が多いと思います。
「ちょっと寂しげなメロディー・・・カリフォルニアの夕日を眺めながら、
昔過ごしたことのあるホテルカリフォルニアを思い出している。」 
そんな歌だと思っている方が多いと思いますが、実は全然違います!

この歌、実は壮大かつ不思議な物語になっているんです。
あらすじは、カリフォルニアに向かう砂漠の中をドライブしていたある男が、
一夜の宿を借りる「Hotel California」での物語。

砂漠の果てに明かりが見えて、ホテルに着くと女性が案内してくれますが、
廊下の奥から怪しげな声が、、・・・この声こそがサビの部分、
♫ Welcome to the Hotel California ♫
ここにはいつでも部屋があるからいつでも泊まれるよ、と歌っています。
実は♫ Welcome to the Hotel California ♫とは
ホテルの中に響く怪しげな幽霊の声だったのです。

Welcome to the Hotel California〜カリフォルニアホテルにようこそ!

Such a lovely place〜なんて素敵な場所!

Plenty of room at the Hotel California〜ホテルカリフォルニアには部屋はたくさんある、、。

そう歌は展開してゆきますが、実はこの「Hotel California」にはもう一つ「秘密」が!?
それはチェックインはできても、チェックアウトができないホテルだったのです、、、。

実は、この歌では「Hotel California」を拝金主義で退廃した「ハリウッド」の象徴として
歌われています。歌詞の意味を知ると、曲調だけで楽しんでいた時とは
比べものにならないぐらいまさに曲のイメージや世界が鮮やかに広がりますね。
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