まず、曲の出だしはこんな歌詞からスタートします。
I used to bite my tongue and hold my breath → 私は舌を噛んで、息をこらえていた。
つまり「黙っていた、我慢していた」ということを意味しています。
続いて、Scared to rock the boat and make a mess → 船をゆらして、物事をめちゃくちゃにすることを恐れていた
ここの「rock the boat」とは、「船を揺らすこと」。
小さな船を揺らすと一緒に乗っているみんなが怖くなるわけですから、
「みんなが安定して先に進んでいる時に、違うことをする」というニュアンスが込められています。
アメリカは、我が道を行く“KYな人”を敬遠する社会ではありませんが、時に、「rock the boat」な行動は歓迎されないこともあります。
続く、「make a mess」は、「物事をめちゃくちゃにする」ということ。
この歌の主人公は、みんなを不安にさせるような動きをしたり、物事をめちゃくちゃにするのが怖くて、「So I sat quietly, agreed politely」→「静かに座り、礼儀正しく、みんなに同意する」生き方をしてきました。
I got the eye of the tiger, a fighter → タイガーの目を持ってる戦士
Dancing through the fire → 火の中で踊る
つまり、強さを持っているということを意味しています。
そうです! 「Eye of the Tiger」は映画「ロッキー3」のテーマになった曲のタイトル。
まさに、倒れても倒れてもチャンピオンを目指すヒーローの曲。
続いて、
'Cause I am the champion, and you're gonna hear me roar → 私はチャンピオン、そして叫ぶ!
Louder, louder than a lion → ライオンよりも大きな声で!
この「I am the champion」もクイーンの「We Are the Champions」を連想させます。
つまり、「ずっと押さえつけられていた女の子が立ち上がって、チャンピオンとなり、これから吠えるぞ!!」と歌われ、まさにボクシングの戦いの様子、つまりは人生の戦いを意味しています。
ボクシングを連想する歌詞は、後にもでてきます。
Now I'm floating like a butterfly → 蝶のように舞い
Stinging like a bee → 蜂のように刺す
そうです、この「float like a butterfly, Sting like a bee」とは、
「蝶のように舞い、蜂のように刺す」
先日亡くなった国民的英雄のボクサー・モハメッド・アリの形容詞で、まさに強さとヒーローの象徴。
空気を読んでおとなしく自分を抑えていた生き方から、まさに魂のままに叫び、ヒーローになるという歌。ボクシングの戦いの様子は、人生そのものであることを意味しています。