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  • 2016.12.27.Tue TOKYO FM 第65回「Saving All My Love For You」Whitney Houston
今週から2週にわたってオールディーズ特集です。
皆さんからの投票で選ばれた曲をご紹介します。
今週はWhitney Houstonの「Saving All My Love For You」です。

Whitney Houstonと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、
彼女自身が主演もした1992年の映画「Bodyguard」からの
世界的な大ヒットナンバー「I Will Always Love You」ではないでしょうか。
今日紹介する「Saving All My Love For You」は、
1985年のデビューアルバム「Whitney Houston」からの2枚目のシングルで、
Whitney最初のビッグヒットとなった曲です。

実はこの「Saving All My Love For You」は普通のラブソングではありません。
2016年の日本で起きたあるトピックに関わってくる内容です。
一体どういう意味なのかは、歌詞を理解するとすぐにわかりますよ。

まず、タイトルの「Saving All My Love For You」
これは、「私の愛を全てあなたのためにとっておく」という意味です。

出だしです。
A few stolen moments is all that we share
You've got your family, and they need you there
Though I've tried to resist, being last on your list
But no other man's gonna do
So I'm saving all my love for you

A few stolen moments is all that we share
ここのポイントは「stolen moment 〜盗まれた時間」
何を指しているかはっきりしませんが、
盗まれたその瞬間瞬間だけを私たちはシェアしてきたという意味合いです。

You've got your family, and they need you there
〜あなたには家族がいて、あなたがそこにいることが必要。

ここで歌詞のストーリーがはっきりします。
つまり、結婚した男性との不倫の恋の歌なんです。

Though I've tried to resist, being last on your list
〜抵抗しようとトライした、あなたのリストの一番最後にいようとした

But no other man's gonna do
〜でも他の男にはできない、つまり他の男ではダメ!ということ。

So I'm saving all my love for you
だから私の全ての愛をあなたのためにセーブしている。

なぜセーブしているか?それは、会える時間は限られているからという訳です。

Whitney Houstonは歌がうまいシンガーとして知られていますが、
ある意味、複雑なこの曲を歌った時は、まだ二十歳そこそこでした。
そう考えるとWhitney Houstonのシンガーとしての大物ぶりに改めて驚かされます。

さて、今週から2週にわたってお届けするオールディーズ特集。
皆さんからの投票で選ばれた曲、来週はMichael Jacksonの「Beat It」です。

2017年新たな年のスタートをこの曲とともにお届けします。
どうぞ、お聞きのがしなく!
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