BACK_NUMBER 過去O.A. 曲

  • 2017.01.05.Thu TOKYO FM 第66回「Beat It」Michael Jackson
新年1回目の放送はMichael Jacksonの「Beat It」を取り上げました。

King of Pop、Michael Jacksonの1982年のアルバム「Thriller」は
これまでに音楽史上最高の6000万枚以上を売り上げました。
その「Thriller」からの3枚目のシングルがこの「Beat It」です。
彼をスーパースターに押し上げた初期の曲です。

曲のタイトル「Beat It 」
直訳では「それを叩きのめせ」というニュアンスになります。
「やっつけろ」という意味だと思っている人も多いと思いますが、
実は、歌詞を聞いて行くと別の意味だと気がつきます。

They told him don't you ever come around here
Don't want to see your face, you better disappear
The fire's in their eyes and their words are really clear
So beat it, just beat it

They told him don't you ever come around here
〜彼らは彼に、もう二度と来るなと言った

Don't want to see your face, you better disappear
〜お前の顔なんて見たくない、さっさと消えな

The fire's in their eyes and their words are really clear
〜彼らの目には炎が宿り、言葉はとてもハッキリしていた

So beat it, just beat it
だからbeat it たたきのめせ、ではなく実は「逃げろ、ずらかれ」という
意味になります。

beat it とは逃げること。ここにはマイケルの「無駄な戦いはやめて逃げたほうがいい」
という強いメッセージが込められています。

続いて、
You better run, you better do what you can
Don't want to see no blood, don't be a macho man
You want to be tough, better do what you can
So beat it, but you want to be bad


You better run, you better do what you can
〜逃げたほうがいい、できることをしたほうがいい

Don't want to see no blood, don't be a macho man
〜血は見たくない、マッチョマンにはなるな

ここのポイント→Don't want to see no blood 二重否定ですが、歌の中にはよく出てくるが文法的には間違っています。
大統領の演説などには出てこないので、覚える必要はありませんが、
日常会話にはよく出て来るのでびっくりしないようにしてくださいね。


You want to be tough, better do what you can
〜タフになりたいなら、自分ができることをしたほうがいい

So beat it, but you want to be bad
〜だから、逃げろ。Badになりたいだろう?

ここのポイントは「bad」= かっこいい いかした感じとなります。


若気の至りで売られた喧嘩は買う!という生き方がかっこいいと思い勝ちですが、
そんな若者に向かって「命が惜しいなら、そんなバカな戦いはやめてさっさと逃げろ」
「逃げる方が実はかっこいいいんだ!」という愛に溢れたマイケルらしい平和主義者らしい
メッセージが込められています。



さて、来週はRihanna featuring Calvin Harrisの「We Found Love 」を取り上げます。

Rhiannaは以前もとりあげましたが、バルバドス出身のスーパースター。
プロデュースしたのはイギリスのトップDJでプロデューサーのCalvin Harris。
二人のトップスターのコンビニよる「We Found Love」は2011年にリリースされ
全米ナンバーワンになりました。お楽しみに!




  • mixiでシェアする