今日、加藤先生が選んだ曲は GnashとOlivia O'Brien の「I Hate U, I Love U」です。
Gnashはアメリカのシンガーソングライターで、ラッパー、DJでもあるアーティストです。
Olivia O'Brienもやはりアメリカ人、17歳の新進シンガーソングライターです。
二人がコラボした「I Hate U, I Love U」は去年アメリカのチャートで10位、
オーストラリアでは1位になるなど大ヒットしました。
まず、タイトルの「I Hate U, I Love U 」
I Hate U youがUに、I Love U youがUになっています。
これは、テキストメッセージの省略語、What's Up やLineなど
ソーシャルメディアでもよく使いますよ。
YouをUで綴るのはよくありますし、他にもForが数字の4になったり
是非覚えておいてください!
さて、この歌、男性のGnashが作った歌と、女性のOlivia O'Brien(この曲がデビュー) が作った歌が
一緒になっています。だから、ちょっと歌詞が女性と男性でずれているような気もします。
それは歌詞を聞いて行けばよく分かりますよ。
まずは、出だしは女性の方からです、
Feeling used
〜(彼に)使われた気がしている〜よく扱ってもらえなかった、騙された
But I'm
Still missing you
〜でも今でもあなたをmissingしている
ここのポイント→miss you 恋しく思うという意味ですが、英語は英語のまま、
miss youで覚えた方がベスト!
And I can't
See the end of this
〜私はその最後が見えない〜いつまで続くかわからない
Just wanna feel your kiss
〜あなたのキスを感じたい
Against my lips
〜私の唇に(感じたい)
ここのポイント→ kiss on my lipsが普通だが、Against my lips
(もっと押し付けるような感じのキスですね!)
And now all this time
Is passing by
〜こんなに時間が過ぎているのに、
But I still can't seem to tell you why
〜でも、なぜかということを、あなたに言うことができない気がする
It hurts me every time I see you
〜あなたを見るたびに心が傷む
Realize how much I need you
〜あなたがどんなに必要なのかということをrealizeしている。
ここのポイント→ realize 理解する、つくづく思う
(この部分を作ったOlivia O'Brienがインタビューで言っていたのですが・・・
ある男性と長く恋人どうしでいたのに、彼が彼女を捨てて他の女性のところに行ってしまった、
その状況の中で作った歌だとのことです。)
ここまで、かなり聞き取りやすい歌詞ですが、さてその続き、サビです。
I hate you 〜きらい
I love you 〜好き
ここのポイント→ hate 憎む、嫌う
(loveとhateが表裏一体になっている状況はよくあることですね)
好きになれば、どこかでその気持ちが嫌になることもあるし、
相手を嫌いになった裏には、好きだから、ということもある。そこをうまく歌っている。
I hate that I love you
〜あなたを好きだということが嫌
but I can't put
Nobody else above you
〜あなたの上に誰も置けない
I hate you I love you
I hate that I want you
〜あなたが欲しいということが嫌
You want her, you need her
〜あなたは彼女が欲しい、あなたは彼女が必要
And I'll never be her
〜私は決して彼女にはなれない
Oliviaが高校時代?ある男性と付き合っていて、その男性が他の女性のところに行ってしまった。
インタビューによれば、彼女より2歳年上で、かなわないと思うような女の子だったということです。
この曲は歌詞が長いのですが、割と聞き取りやすいナンバーです。
ちゃんと聞き取ると、会話に役に立つ表現もたくさん詰まっているので、
ぜひ聞き取れるようになってください。
さて、来週はEd Sheehan の「Shape of you」を取り上げます。
お楽しみに!