今回、加藤先生が選んだ曲は Shawn Mendesの「Mercy」 です。
Shawn Mendesはカナダ出身の18歳のシンガーソングライター
2014年のデビューアルバム「Handwritten」からのシングル、
「Stitches」が世界的なヒットになり、一躍スターの仲間入りを果たしました。
「Mercy」は去年から今年にかけて大ヒットしたナンバーです。
Mercyはキリスト教の言葉で、「慈悲」。「Mercy」=助けてくれ、慈悲をくれ!という意味。
どういうことかというと、とにかく彼女にメロメロにされてしまって、
彼女が自分を愛しているかわからない中で、
振り回されている、翻弄されている、という歌詞なんです。
出だしから。
You've got a hold on me
〜君は僕をとりおさえた=僕は君に捕まった
ポイント→get a hold on ~
(何かを)取り押さえる、ホールドにしておく。
Don't even know your power
〜君がどんなパワーを持っているか、知らなかった。
I stand a hundred feet
〜僕は100フィート(30メートル)立つ~100フィーとの高さまで立てる
But I fall when I'm around you
〜でも君の周りにいたら、簡単に倒れてしまう。
つまり。彼女が僕をどれほどメロメロにしてしまったかを、比喩的に表現していますよ。
たとえば~Get a hold on meによく似た表現でget a hold of someoneという言い方もあります。
これは誰々に連絡が取れたということ。Did you get a hold of him ?は彼と連絡取れた?
(日本語でも連絡して「捕まえる」というのと同じ感覚で使えます)
続いて、
Show me an open door
〜僕に開いたドアを見せてくれる
Then you go and slam it on me
そして、(ドアを開いているところを見せながら)
ドアを僕に向けてバタンと閉める!
ポイント→slam on me ドアを自分に向かってぴしゃりと閉める
I can't take anymore
もう我慢できない、耐えられない。(良く使う言い方)
ポイント→ I can't take (it) anymore これ以上take できない
良く使う言い方。もう我慢できない、耐えられない。
I'm saying baby
〜僕はこう言っているんだよ!
彼女の魅力に捉えられしまった、彼の心の様子、強烈な、狂おしい恋の歌ですが、
会話に必要なポイントがたくさん出てくるので、ぜひ覚えてください。