今日、加藤先生が選んだ曲は Clean Banditの「Rockabye 」 です。
Clean Banditはイギリスのエレクリック・ミュージックのグループで、
クラシックの要素を取り入れたサウンドが特徴です。
2014年「Rather Be」が世界的に大ヒットしました。
この「Rockabye 」は去年にリリースされたニューシングルで、
レゲエスターのSean PaulとボーカリストAnne-Marieをフィーチャーしています。
Clean Banditはケンブリッジのグループで、もともとクラシック音楽をやっていたという
変わり種。専属の歌手はいないので毎回シンガーが変わります。
この曲の場合はAnne- MarieとSean Paulが歌っています。
曲のタイトルの「Rockabye」は子守唄のことです。
母親一人で子供を育てている女性の物語でシングルマザーに捧げる歌となっています。
最初にいきなりSean Paulが台詞で、
Call it love and devotion
〜それを愛と献身と呼ぶのか
Call it a mom's adoration
〜それを母の溺愛と呼ぶか
Foundation
〜基礎
A special bond of creation,
〜生物の特別な絆
とメッセージします。
母の子供に対する非常に強い気持ち、
なんとか子供には自分と違う人生を歩ませたい、
社会的に辛い立場にいるママたちを歌った歌なので、
最初にこう言うセリフが出てきています。
続いて、
For all the single moms out there
〜すべてのシングルママたちへ
Going through frustration
〜フラストレーションを経験している
ポイント→go through 経験する
Clean Bandit, Sean-da-Paul, Anne-Marie
(ラップは自分の名前を言うことがあります)
Sing, make them hear
〜歌え、彼らに聞かせよう
続いて、[Anne-Marie:]のパート
She works at nights by the water
〜彼女は毎晩、海辺(川辺)で働く
She's gone astray so far away
〜彼女は道を遠く外れたところにいる
ポイント→go astray 道を外れる
From her father's daughter
〜彼女のお父さんの娘からは(とても離れたところにいる)
このでの意味は、荒れた生活を送っていた
何かしら道を外してしまった状況。
お父さんにはなかなか言えないようなことをしてきた、という意味を匂わせる。
それなりに退廃した生活、薬やセックスに浸かった生活を指している。
She just wants a life for her baby
〜彼女はただベイビーのための人生を望んでいる。
All on her own, no one will come
〜彼女だけで、誰もこない。
ポイント→ All on her own 彼女たった一人だけで
She's got to save him
〜彼女は彼を(ベイビーを)助けなければならない)
Clean Banditの「Rockabye 」 、シングルマザーに捧げる、ダンシーな歌ですが、
その裏には現実をたくましく生きる女性たちへの賛歌担っているナンバーです。