今日加藤先生が選んだ曲は、Halseyの「Bad at Love」です。
Halseyはアメリカのシンガーソングライター、2015年にデビュー。
2016年Chainsmokersの世界的な大ヒット「Closer」にボーカルでフィーチャーされ、
名声を掴みました。
この「Bad at Love」は2017年リリースのセカンドアルバム
「Hopeless Fountain Kingdom」からのシングルカットです。
Bad at Love とは恋するのが下手という意味。
過去のrelationshipを歌っている歌だが、シンガーソングライターが自分の歌を語るサイト(Billboard)
で語っているのが面白いのですが、
「かつての恋人たちとの思い出を入れた箱があって。その中に、チケットなどを溜め込んでいた。
ポケモン、アニメなんかも・・・・それを見ながらなんどもうまくいかなかった過去を思い出して
歌を作った」と言っています。興味があれば動画を見てください。
では出だしから、
Got a boy back home in Michigan
And it tastes like Jack when I'm kissing him
So I told him that I never really liked his friends
Now he's gone and he's calling me a bitch again
There's a guy that lives in a garden state
And he told me that we'd make it 'til we graduate
So I told him that the music would be worth the wait
But he wants me in the kitchen with a dinner plate
Got a boy back home in Michigan
昔ミシガンに住んでいた時にある男とであった。
And it tastes like Jack when I'm kissing him
彼にキスするとJack(Jack Danielバーボンウィスキー)の味がした。酒ばかり飲んでいた。
Jack Danielは普段よく飲まれるカジュアルなお酒。
So I told him that I never really liked his friends
私は彼に言った。彼の友達はあまり好きじゃないと。
〜酒ばかり飲んで、悪い友達と遊んでいた?
Now he's gone and he's calling me a bitch again
彼は去り、私のことをbitchと呼ぶようになった。
There's a guy that lives in a garden state
garden state (New Jersey州のニックネーム)にある男が住んでいた。
ポイント→アメリカの各州にはニックネームがついている
New Jersey = Garden State
New York = Empire State
Florida = Sunshine State
And he told me that we'd make it 'til we graduate
彼は「卒業するまで続けよう」と言った。
卒業まで一緒だったら結婚しようのニュアンスが込められている。
これはどうもハイスクール時代のボーイフレンドのことらしいですね。
So I told him that the music would be worth the wait
音楽は待つ価値があると私は言った。〜今音楽をやっているから、
そのためにrelationshipを待つ価値がある。
But he wants me in the kitchen with a dinner plate
でも彼はキッチンとディナーのお皿を求めた〜結婚して家庭に入ることを求めた。
〜かつての関係を語っているのが面白い。
Halseyのバイセクシャルであることを公言している歌。
歌の本質とは関係ないが、いつでもうまくいかなくなるrelationshipを振り返って
、I'm bad at loveと言っている。
これまではChainsmokersとのコラボで知られていた彼女をソロとしてスターにした大ヒット曲で、
Halseyの新しい境地です。
実はHalseyはインタビューで、「この曲の雰囲気を、レオナルド・デカプリオがハワイアンシャツを着て、
黄色いオープンカーに乗って、友達と一緒にハワイを走りながら、
車の中で飛び跳ねているようなイメージにしたかった」と言っている。
Billboardのサイトのこのインタビューとても面白ので、ぜひ動画もみてください。