今日加藤先生が選んだ曲は、Elton Johnの「Your Song」です。
世界的に有名なシンガーソングライターElton Johnがデビューしたのは、
1969年、22歳の時。
それ以来「Your Song」「Crocodile Rock」「Daniel」「Rocket Man」
「Tiny Dancer」「Goodbye Yellow Brick Road」
・・・もう数えきれないヒット曲を世に送り出してきました。
今日の「Your Song」は、Eltonのデビューアルバム、「Empty Sky」に
収められている曲です。
彼の曲の中でも一番有名な曲でもあるこのナンバー。
実は彼のシングルのデビュー曲で、この曲によって世界的に有名になった。
その後は50年間飛ばし続けているという感じ。
EltonにはBernie Taupinという作詞家がいて、
彼が書く歌詞に合わせて曲を書くという、(Eltonは歌詞は書かない)
このコンビで売れ続けてきたが、
Elton22歳、Bernie19歳の時に書いた曲が「Your Song」
It's a little bit funny this feeling inside
何だかちょっと変な感じ、この体の中の気持ち。
I'm not one of those who can easily hide
自分は気持ちを隠せるような人間じゃないんだ。
〜恋する気持ちがあると、それがおもてに出てしまう。
I don't have much money but boy if I did
お金もあまり持ってないけれど、ああ、でも持っていたならば
ポイント→boy わあ、ああ・・という 感嘆詞で特に強い意味はない
I'd buy a big house where we both could live
僕たちが一緒に住めるような、大きな家を買うよ。
〜歌を書いた頃は2人とも若くてお金がなかっただろうけれど、
曲がヒットして家がいくつも買えるくらいになったのでは?
ここからが1番出だし後半
If I was a sculptor, but then again, no
もし僕が彫刻家だったらなあ、でもそんなことないから。
Or a man who makes potions in a traveling show
さもなければ、traveling show(サーカスなどの巡業公演)で魔法の薬を作る男だったいいのに。
〜そういう薬を作ってプレゼントするのに。
ポイント→potion 薬、毒薬だったり、魔女が調合するような媚薬のこともある
I know it's not much but it's the best I can do
大したことないのはわかっているんだけれど、
それが僕ができる最高のことなんだ。
My gift is my song and this one's for you
僕のgiftは僕の歌。そしてこれは君のための歌。
ポイント→gift 贈り物でもあるし、天から授かった才能という
意味でもある。
〜他のことはできないけれど、歌は作れる、という意味。
実際、2人の歌を作る才能はすごいものでした。
色々な人がカバーして、日本でも有名だが、簡単そうで面白い構造になっている。
あちらこちらに行ったり来たり、たどたどしい感じの歌詞の構成。
ストレートに綺麗にまとまっていない。
それがかえってもどかしい若者の心、恋に落ちた男の前後する気持ち、
ああでもないこうでもない、言いたいことがストレートに言えない、
飾らない言葉が並べられているというイメージの歌です。