今週からは秋の終わりのバラード特集です。
今日、加藤先生が選んだ曲は、Diane Schuurの「New York State of Mind」。
Diane Schuurはアメリカのジャズシンガーでピアニスト、
視覚障害を持ちながらも、1970年代後半からこれまでに20枚以上の
アルバムをリリース、ジャズ界を代表するアーティストです。
この「 New York State of Mind」はBilly Joelの名曲をカバーした、美しいバラードです。
なぜこのDiane Schuurのカバーのほうにしたかというと、
僕自身がこのバージョンが大好きだから。学生時代によく行った喫茶店で
流れていた思い出のナンバーです。
Some folks like to get away
人々は旅にでたがる。
ポイント→folks 人々、
ポイント→get away その場所を抜け出してどこかに行く〜この場合は旅に出る、バケーションでどこかに行く。
Take a holiday from the neighbourhood
休みを取って、自分のいつもの街から
Hop a flight to Miami Beach
Or to Hollywood
マイアミビーチやハリウッドに行くフライトに乗ったり(したがる)
ポイント→hop 飛び乗る
I'm taking a Greyhound
僕はグレイハウンドに乗って
ポイント→Greyhound アメリカの長距離バス
On the Hudson River Line
ハドソンリバーラインで(ニューヨークに向かう)
Hudson River Lineというグレイハウンドの路線はないが、列車はある。
ニューヨークから出たり入ったりする線。
この場合は、ニューヨークに戻ることを意味します。
〜他の人々のようにニューヨークを抜け出してマイアミやハリウッドに行くのではなく、
自分はニューヨークに戻る。
なぜなら、I'm in a New York state of mind 僕はニューヨーク気分だから。
ちなみに、New York State of Mindというタイトルですが・・・
New York State はニューヨーク州
State of Mindは気持ち、心持ち、気分、
State の部分をかけて、ニューヨークの気持ちという意味の造語。
「ニューヨーク流(の考え方)」と行っても良い
Billy Joelがもともとニューヨークに住んでいたのが、
ニューヨークを出てハリウッドに住み、
またニューヨークに帰ってきて、
「やはりニューヨークの方がいいな」と思ったときに作った歌だとのこと。
逸話によれば、2時間で作ってしまったという説もあります。