今日、加藤先生が選んだ曲は、Ariana Grandeの「7 rings」です。

最新アルバム「Thank U Next」からのシングルで、

Arianaの初めての全米ナンバーワンヒットになったタイトルチューン「Thank U Next」に続いて、

この曲も全米１位に輝きました。

Thank you Nextの後のシングルカット、かなりのヒットに。

7 rings = ７つの指輪

これを日本語にすると、７つの輪ということで、Arianaは「七輪」というタトゥーを入れましたが、

これはおかしいという批判を受けたなんていうエピソードもニュースになりました。

もともと7 ringsは友達とTiffany'sに行ってお揃いの７つの指輪を買い、

６つを友達にあげたというかなり派手な遊びをした経験をベースに書いた歌詞。

Retail therapyなんていう言葉が出てくる。

買い物することで治療する・・・それが最近のaddiction、はまっている事と

Arianaは言っています。これは豪勢に買い物するのをある意味ひけらかす歌。

それでhappyになるという内容の歌です。

Breakfast at Tiffany's and bottles of bubbles

ポイント→Breakfast at Tiffany's

Audrey Hepburnの映画のタイトル

ちなみに映画ではTiffany'sの中で朝食するのではなく、パンとコーヒーを買って

ニューヨークのTiffany'sのショーウィンドーを見ながら食べるというシーン。

歌詞は特にこのシーンとは関係なく、

ニューヨークのTiffany'sというイメージを言っている。

（ちなみにニューヨークのTiffany'sには最近レストランができて超人気。）

ポイント→bubbles シャンパン

Tiffany'sで大きな買い物をするお得意さんにはシャンパンも出てくる。

Tiffany'sだけでなく5th AvenueやMadison Avenueの高級ブランドのショップでよくあるサービス。

・・・そんな派手な買い物をしているシーン

Girls with tattoos who like getting in trouble

タトゥーのある女の子たち、トラブルに巻き込まれるのが好きな

〜派手なことをしてトラブルになる、男性とのいろいろな関係でトラブルになる・・・

ちょっと前にやったEllie GouldingのClose To Meの中にも

Keep me in troubleというフレーズが。

いろいろな意味で楽しい生活をしているトラブルにもハマりやすい、

（エキサイティングでドラマがある生活みたいな感じ）

ここではネガティブな意味ではない。

Lashes and diamonds, ATM machines

つけまつげとダイヤモンド、ATMマシン

〜派手な生活のイメージ

Buy myself all of my favorite things

自分に好きなものを何でも買う

Yeah

Been through some bad shit, I should be a sad bitch

ひどいことを経験し（bad shit マンチェスターの事件、元彼の死など）

私はsad bitch 悲しい女かもしれない

〜この場合のbitchは「女の子」くらいの意味合い

ポイント→been through 経験する、ひどい目にあう、もまれる

Who would have thought it'd turn me to a savage?

誰が私がsavage 激しい女性　になると想像しただろう？

〜事実かどうかは別として、自分の強さを誇示している。

Rather be tied up with calls and not strings

何かに縛られるよりは、電話に釘付けになっている方がいい。

ポイント→be tied up with 〜に縛られる、釘付けになる

Write my own checks like I write what I sing
自分で自分のチェックを書く（アメリカの習慣、自分でお金を使うこと）。

自分の歌を自分で書くように。

〜男の人に頼るのではなく、自分で自分の面倒をみると言う意味かも。

ちなみにメロディーは実はサウンドオブミュージックに出て来る曲の一つから取っている。

この曲は雷を怖がる子供達にマリア先生が自分の好きなものを思い出せば怖さがなくなるといって歌う曲。

「私の好きなもの」"My favorite things"という曲。ある意味では替え歌ですね。