今週からは秋の終わりのバラード特集です。
今日、加藤先生が選んだ曲は、Eric Claptonの「Tears In Heaven」
Eric Claptonは世界3大ロックギタリストの1人として知られる
ロック界のレジェンド。
Derek & Dominosとして大ヒットした「Layla」や
Bob Marleyのカバー「I Shot The Sheriff」など
ロックの歴史に残るヒット曲がありますが、
中でも1992年に発表されたTears In Heaven」はバラードの名曲として
愛され続けています。
Would you know my name
僕の名前がわかるだろうか、
If I saw you in heaven?
僕が君に天国で会ったら、
〜仮定法過去形のsaw
起こっていないことを仮定〜天国で会うことはないがもし会うとしたら
〜自分は父親だから当然覚えているはず・・・同時に息子との間が疎遠で、
それを関係を作り直すことができないままに失ってしまった息子に対して語っている。
Would it be the same
同じなんだろうか?
〜お父さんのことあまり好きでなかった、遠ざけていたことは変わらないのか?
生きていなくても、自分の子供である喜びは感じられるのか?
If I saw you in heaven?
僕が君に天国で会ったら、
ここから先が寂しい・・・
I must be strong
自分は強く
And carry on
進まなければならない
'Cause I know I don't belong
Here in heaven
なぜって僕は、天国には属さない人間なんだから
子供に対する罪の意識・・・何もできずに亡くしてしまった子供
僕は天国には来れないから・・・と言っているように聞こえる・・・
内容は非常な悲しみから生まれた歌なので、知って聞くとより味わいが深く、
その悲しみがわかる。 自分のお子さん、男の子を亡くしたあと、
しばらく創作活動をしなかったが、それを破って最初に発表した曲。
奥さんと離婚してから4歳の息子との関係はあまりうまくいっていなくて、
子供と会う機会もなかった。
その頃にニューヨークのアパートの53階の窓から転落して亡くなった。
(奥さんの友達のアパートと書かれています)
https://en.wikipedia.org/wiki/Tears_in_Heaven
その死に直面して、歌を見ていくとわかるが、
子供にとって良い父親ではなかったという反省、
天国で会ったら許してくれるだろうか? という歌です。