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  • 2019.12.29.Sun TOKYO FM第221回「Africa」Toto

年末年始恒例オールディーズ特集。

今日加藤先生が選んだ曲は、Totoの 「Africa」です。

Totoは1980年代を代表するアメリカのロックバンド。

R&Bやジャズの要素も取り入れたカラフルなサウンドで一時代を築きました。

この「Africa」は1981年にリリースされ、世界的なヒットになった

Totoの代表曲です。

I hear the drums echoing tonight

今夜ドラムがこだましているのが聞こえる

〜空港の騒音、人の声などが、アフリカの太鼓の音がこだましているように聞こえている

But she hears only whispers of some quiet conversation

でも彼女には、(ドラムではなく)静かな会話のささやきしか聞こえない

She's coming in twelve-thirty flight

彼女は12時半の飛行機でやってくる( 多分夜 tonightだから)場所もよくわからない。

アメリカにいるのか、アフリカで待っているのか?

〜アメリカで空想を膨らませているというように解釈します。

Her moonlit wings reflect the stars that guide me towards salvation

彼女の飛行機の月の光に照らされた翼は、星の光を反射して、

僕をsalvation 救済に導く〜救済というより伝道?

超名曲で有名だが難解な歌。

聞いたことあると思うが、最近も流行っている?

作詞作曲した彼らは、歌を作った時にはアフリカには行ったことがなかった。

あくまで想像で書いている。

ちょっと後にアフリカの飢餓の問題がクローズアップされて、

去年の映画「Bohemian Rhapsody」にも出てきたように、

世界的なLive Aidのイベントがあった。

それはTotoのAfricaがでた数年後のこと。

歌を書いた彼はもともとミッション系の学校に行っていて、

アフリカに伝道に行ったと言う先生の話を聞いていて、

なんとなくアフリカのイメージがあったと言っている。

内容は女性に対する思いという風にも、

アフリカに対する思いとも考えられるが、

当時の歌詞というのは本当のことをはっきり言わず、あえてぼかして、

それを皆が想像しながら聞くことを、作り手が楽しんでいたところがある。

歌の歌詞がどういう意味なのかをはっきり言わないが、

作り手が後で、この歌はむしろアフリカ大陸に対する思いなんだと言っている。

空港もしくは飛行機の中というセッティング、

その中でアフリカへの空想を広げて行く感じでしょうか。

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