プロジェクト概要

太古の昔より、森は動物や植物などたくさんの命を育み、田畑や海、川にたくさんのミネラルをもたらし、地域と暮らしを守ってきました。 東日本震災では津波でコンクリート堤防や松林がことごとく破壊される中、その森や、昔からその地方に根差す、深く地面深くに根を張った潜在自然植生の木々たちは、津波の勢いを和らげました。 関東大震災や阪神大震災では、大火により建物が燃える被害を食い止め、防災林として大きな役割を果たしました。 この「鎮守の森」をモデルとした森をできるだけ多くつくることは、災害の多いこの国に生きていく私たちが、後世に伝え残さなくてはならない貴重な知恵であり、自然と共生していく教訓でもあります。 番組「いのちの森〜voice of forest~」では、「鎮守の森のプロジェクト」が行う活動をはじめ、日本のみならず世界各地の森を守る活動を行う人や団体にスポットをあて、森の大切さについて考えていきます。

この番組では、東日本大震災で発生した被災地のガレキを
“活かして”津波から命を守る「防潮林を作ろう」という取り組み
「森の長城プロジェクト」の活動を追いかけています。

今回の放送では、
10月3日、仙台市にある宮城県議会庁舎で行われた
「いのちを守る森の防潮堤推進議員連盟」と
細川理事長の意見交換会の模様を紹介しました。

「いのちを守る森の防潮堤推進議員連盟」と名付けられたこの議員連盟は、
今年3月、県議会の全議員59名で発足。

各省庁への働きかけや植樹祭を行っています。

今回の意見交換会では、
「命を守るにはまずコンクリートの防潮堤を作って欲しい。」
という地域住民の声も紹介され、コンクリートの防潮堤を作った上で、
その後ろに百年後に備えた森の防潮堤を作ってはどうか」という意見や、

仙台港で、小高い丘に避難して助かった人がいるという事例を挙げ、
森の防潮堤を避難場所として活用できるとアピールしてほしいという提案などが出ました。

9月末現在、宮城県の災害廃棄物 1,200 万トンのうち、処理できているのは、
およそ3割の365 万トン。細川理事長の回答にもありましたが、
住宅の木材がれきの扱いについては今後も働きかけが続くことになります。

番組後半は、
環境保護活動家で作家のCWニコルさんからのメッセージを紹介します。



長野県黒姫に、「アファンの森」という里山を育てているニコルさんは、現在、
宮城県・東松島市でも、森作りを始めています。

これは、東松島市・野蒜(のびる)地区の高台に、元々の自然を生かした
復興の森を作り、木造の教室がいくつも点在する森の学校を作ろうというもの。

東松島市と、住民の願いを受けてはじまりました。

先日、野蒜の高台にある森では地鎮祭も行われ、地域の方々、子どもたちと
ニコルさんによる、放置された森のササ狩りなどが行われました。

本来の学校の再建には、まだ数年ははかかります。
でも、子どもたちはそれを待つことはできません。
だから森の中で様々なことを教える学校を作るのだとニコルさんは言います。

詳しくは、番組ポットキャストをお聞きくださいね!

「いのちの森 voice of forest」。
前半は、「財団法人 森の長城プロジェクト」理事長で、
元総理の細川護熙さんに防潮林、森の防潮堤を作るために必要な“土地の確保”が
現状どうなっているのか、伺いました。

「神社のような私有地、今まで植樹をしてきた大槌町、岩沼市などは町有地や、これから出てくるであろう林野庁の海岸保全林、国有地なども対象になってきます。」

そういうのは、細川護熙理事長。

国有地の中でも、林野庁が管理する海岸保全林のうち、
140キロが東日本大震災で破壊されてしまったそう。

そのうちの50キロは今年度中に復旧に着手するということですが、
そういう場所にも木を使った防潮提が出来ればとのこと。

コンクリートの防潮提が適した場所にはコンクリートで防潮提をつくり、
その後ろに木を植えて森を作ってサポートしていく形も考えられるそうです。

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そして、番組後半では環境保護活動家として里山の再生に取り組む、
作家のCWニコルさんからのメッセージをご紹介!

ニコルさんは長野県黒姫の高原地で里山を再生する活動を続けています。
この取組みによって育った森がアファンの森。
荒地だったこの森は20年以上の年月をかけて、少しずつ森の力を取り戻し、
今では季節によって違う匂いや声をとどけてくれるんですよ。
というニコルさん。

美しい森は、春の香り、夏の香り、秋の香り。
それぞれの特徴もあり、踊りだしたくなる自然の音が聞こえるんだそうです。

CWニコルさんは、今、このアファンの森のノウハウを被災地の復興に役立てようと、
東松島市で活動を始めています。


この森を再生させ、「森の学校」を作る取り組みがはじまりました!
この続きは、来週またお伝えします!

詳しくは、番組ポットキャストをお聞きくださいね!
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