プロジェクト概要

太古の昔より、森は動物や植物などたくさんの命を育み、田畑や海、川にたくさんのミネラルをもたらし、地域と暮らしを守ってきました。 東日本震災では津波でコンクリート堤防や松林がことごとく破壊される中、その森や、昔からその地方に根差す、深く地面深くに根を張った潜在自然植生の木々たちは、津波の勢いを和らげました。 関東大震災や阪神大震災では、大火により建物が燃える被害を食い止め、防災林として大きな役割を果たしました。 この「鎮守の森」をモデルとした森をできるだけ多くつくることは、災害の多いこの国に生きていく私たちが、後世に伝え残さなくてはならない貴重な知恵であり、自然と共生していく教訓でもあります。 番組「いのちの森〜voice of forest~」では、「鎮守の森のプロジェクト」が行う活動をはじめ、日本のみならず世界各地の森を守る活動を行う人や団体にスポットをあて、森の大切さについて考えていきます。

いのちの森 voice of forest。
今回は、月に一度、FM各局から、日本の木を使った生活や、
森や国産材の魅力を紹介する、『COOL WOOD JAPAN project 』をお届けします。

島根県から、FM山陰のレポートをご紹介します。
クローズアップしたのは、木材を活用した暖房器具『薪ストーブ』です。


この薪ストーブを上手に活用した暮らしを推進しよう!と活動をしているのが、島根県の松江市を中心とした集まり『薪ストーブ同好会』です。9月現在でメンバーは53世帯。放置されていた森や里山を整備して、そこから出た木材を、薪ストーブの燃料として活用する、という取り組みを続けています。

さて、島根県の松江市を中心とした集まり『薪ストーブ同好会』。
こちらは、薪ストーブを愛好する人たちに呼び掛け、里山の資源を活用し、豊かで美しい里山風景を取り戻すために活動中。里山の再生・整備を続けています。
また、年に3回ほど、「薪わり大会」というのもやっています。これ、薪わりで「ストレス解消!」したい目的で参加する方も多いそうですよ。

森や里山を整備して出た廃材を薪にする。薪ストーブで燃やして冬を過ごし、そこで出た灰は畑に捲いて肥料にする。畑から出来た野菜の恵を、また薪ストーブで調理する!薪ストーブ同好会の方々は、こうした森の循環の中で生きることを楽しんでいるわけです。

ちなみに、薪ストーブを使うと、「3回体が暖まる」と言われます。
薪を割って温まり、薪を焚いた火で温まり、その火で作った料理で温まる…。
なるほど!!

そして、薪を使った「薪ストーブ」の購入にも、木材利用ポイント事業が適用されています。
スギやヒノキやカラマツなど、地域の木材で家を建てたりリフォームしたり、
そうした木材の家具を購入するとポイントがもらえるこの事業。
薪ストーブの他にも、おが屑などを再利用した「木質ペレットのストーブ」の購入でも、同じようにポイントがもらえます。そして、ポイントに応じて、地域の美味しい作物・海の幸・商品券などに交換することができるわけです。

この事業は、地域の木材を利用することによって、森の整備や保全につなげ、林業だけではなく、農業や漁業の振興にも貢献していこうという目的で、行われています。
くわしくは、「木材利用ポイント」で一度検索してくださいね!!
今週は、番組で継続してお伝えしている、
「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」のレポートです。



この取組は、東日本大震災で発生した震災ガレキを“活かして”
津波から命を守る「防潮堤を作ろう」というもの。
その、大事な行程の一つが、木を植えることです。
今回は10月6日(日)に、福島県・南相馬市で行われた、
植樹祭の模様をお届けします。

◯参加したボランティアの方の数はおよそ3,000人。
◯合計20,000本の苗木が、右田浜のキャンプ場跡地を
造成したマウンドに植樹されました。

この植樹祭を主催した、南相馬市 桜井市長は、南相馬市の計画を、こう話します。

「津波で亡くなられた方に対して、鎮魂と同時に彼等の命を無駄にしないため、
災害瓦礫や家屋を瓦礫と呼ぶのではなく、命を守る資材として活用しています。

植林した上で命を再生させるというプロジェクトに多くの方々が来たことは、我々としても力強い!

市民が一歩、前に向かって踏み出しているという意味では大きな歩みです。

人間の知恵は積み重なってきている。
今だけの解決ではなく、100年後、1000年後に対する我々の使命を考えた上で
それぞれの選択があるといいなと思います。」

今回の植樹祭も、震災と津波で発生した瓦礫を砕いた再生コンクリートと、
同じく震災で発生した土砂を利用して、高さ3メートル、
幅50メートル、長さ100メートルのマウンドが造られました。

このマウンドで、ボランティアの方々に植樹を指導したのは、
森の長城プロジェクト 副理事長で横浜国立大学名誉教授、
植物学者の宮脇昭さんです。



宮脇さんは変わらずパワフル。
今回の植樹祭も、もちろん
宮脇さんが長年 提唱する「潜在自然植生」の考え方に基づいて行われました。

植えられた樹木の種類は、タブの木やシイの木など、およそ15種類。
これらの木が、15年から20年かけて、命を守る森に育つことになります。

一方、南相馬市は、今後の植樹について
「関係機関と協議の上、進める予定」としています。

この活動は継続され、
将来的には19キロの森の防潮提を作る計画ということです。

植樹する木々は、地元の母樹から落ちるどんぐりを育ててつくった苗。
どんぐりから植樹できる苗まで育てるのに、2年ほど時間がかかるため、
苗作りを地元で行って欲しいと、
森の長城プロジェクトは考えています。

番組ポットキャストもお聞きくださいね!

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パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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