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福山雅治 福のラジオ

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放送後記〜チェリー清水さんの後ろの席から〜

いたずらなおじいちゃん

2017/10/19 update
黒柳徹子さんの半生を描くドラマ『トットちゃん!』の主題歌、
『トモエ学園』の感想、いただいております。
福山さんによると、ようやく全貌が見えてきつつあり、
改めてのお披露目の際は、現在放送中のものとは、
ちょっと違うとのこと、楽しみです!

そんな中お送りした今回は、久々にレギュラーコーナー多め。
「“レギュラー”って何?」とおっしゃるアナタ、
番組へのメッセージコーナーをご覧ください!
これは話せる、というネタがございましたらいつでも大歓迎!
番組でご紹介した際は、もれなく番組オリジナルステッカーを
プレゼントしています。

まずは10代の声を聞くねぇ聞いて、福山おじさん
広島県 オザワ官房長官(17歳男子高校生)
僕は、嫌いな人(同性)にとってどう接していいか、わかりません。
そういう人が同じクラスにいるのですが、
すぐにキレるし自己中だし、
それなのに向こうは僕になぜか抱き着いてきたりするし、
とにかく面倒なんです。
そして彼からは日々、
「オザワ、オザワ官房長官!
 お前はさ、俺の一番の友達だから!」
とか言われます。でも僕の方は、彼がとにかく嫌いです。
こういう場合、どうしたらいいのでしょうか?
教えてください。


ズバリ、言ってもいい?
卒業まで、あと1年くらい我慢すれば?
ああ〜とか言って、付き合わなかったりとか、
メールも返さなかったり、ラインも返さなかったりとかして、
あああ〜って言ってれば?
これ、大人になると、そうはいかないんです。
嫌いな人とも仕事しなきゃいけないんだよね。

そういう時はね、どうするかっていうと、
その嫌いな人の、ここは褒めるべきポイントだろうなとか、
褒めポイントを探して言いますね。
言うとすごく喜んで、木に登ったりしてくれるんだよね。(笑)
そうすると多少は、仮にお世辞やおべんちゃらだったとしても、
この人は頑張ってコミュニケーション取ろうとしてくれてる、ってのを
汲み取ってもらえたりする。
おべんちゃら言おうとしてるんだなっていう
努力をくみ取ってくれたら、まあオッケーじゃないですか。
社会は、、、会社員はね。
ただまあ学生の場合は、そこにあまりメリットないから、
やり過ごせばいいんじゃないのでしょうか!?

誰だって苦手な人はいるわけで、
自分なりの対応の方法、見つけていきたいですね。
続いては、久々にお送りします。
家族を語ろうよ
千葉県船橋市 きみこちゃん(36歳主婦)
今年のGWの話です。
佐賀のおじいちゃんが亡くなって、
今年で16年目になりました。
おばあちゃんのことが大好きなお茶目なおじいちゃんで、
酔ったらいつもおばあちゃんのほっぺにチューしてました。
結婚前は嫁にもらうために、
おばあちゃんの住んでいた熊本まで毎週、
私のひいおじいちゃんにあたる父親にお願いしに行っていたそうです。
そのくせ私達、孫にはいたずら好きで小さいころ何回も
「お化けが今〜きみちゃんの体に入ったぞぉ〜」
と言ってからかわれていました。
もちろん大好きでしたけど、
いたずらには子どもながらに困らされたおじいちゃんでした。

そしておばあちゃんはまだまだ元気です。
でも今年で85歳になるので、福岡の叔父の家に引っ越すことになり、
佐賀の実家を引き払うことになりました。
家も売れたので、荷物をすべて出す日に、
私もおじいちゃん、おばあちゃんの家にいるのが最後だと思って、
船橋からお手伝いに行きました。
そしたら色々な懐かしいものが出てきて、
私たちの幼いころの写真も次々出てきて、
途中でみんなでワイワイ盛り上がったりしたおかげで、
お昼休みには終わらせるつもりが夕方過ぎまでかかりました。
手伝いに来てよかったなって思いました。

その中でも一番盛り上がったのが、祖父の桐タンスを開けた時です。
古い着物なんかがたくさん入っていて、
処分するものと、兄の家に持っていくものを分けていた時、
一つの封筒を私が発見しました。
おじいちゃんがこっそり隠していたみたいで、
その中にはなんと30万円入っていました。
そして、懐かしいおじいちゃんの文字で、
小さな手紙が添えられていました。
おめでとう、見つけた人にあげます。」って書いてありました。
皆で、いたずら好きのおじいちゃんらしいって大盛りあがり。
発見したのは私ですから、遠慮なくもらうことにしたのですが、
手紙はもう1枚ついていて、
ただし、お金の一部を使って、
 おばあちゃんを旅行に連れて行ってあげてください。
 本人は言わんと思うけど、熊本に行きたいと思っているはずです。

もうその文字を見ただけで、涙が止まらなくなりました。
おばあちゃんに見せると、『ありがたいねえ』とポツリ。
うまく言えませんが、亡くなった後も愛されている姿に
私もこういう夫婦になりたいと尊敬しました。
30万円でおじいちゃんの思いを背負って、
熊本旅行に連れて行ってあげようと思います。


素敵なおじいちゃんだなあ。
なんかこう、おじいちゃんの、
先立つ自分のいろんな不安とか悲しみとかさみしさとか
いろんなことがあると思うんだけど、
一切感じさせないおじいちゃんの気遣い、
そんな気遣いをされる方なんだなあって感じますよね。
こういうことが出来る人が粋人っていうか、粋の人なんだろうね。
相手にこういう風にやりなさいって言わずに、余白を多く残して、
その余白で、本人たちに感じ取ってもらう
っていうことが出来る方なんだと思います。

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