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福山雅治 福のラジオ

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放送後記〜チェリー清水さんの後ろの席から〜

まずは模倣から始めてみよう(2月3日放送分より)

2018/02/06 update
暦の上では春になったものの、
まだ厳しい寒さが続きます。
受験生にとっては
まだチャレンジの日々が続く方もいらっしゃるはず。
体調に気をつけてFightです!

そんな中、新たなチャレンジをしようとしている
高校生からメッセージをいただきました。
10代からの悩み、相談を受け付けている
【ねえ聞いて、福山おじさん】
最近メッセージ急増中です。

福岡県 高校生 まっちゃん(16)
福山さんこんにちは。
いつも勉強、部活がないときは必ず聞いています。
最近、部活動として行なっている和太鼓で、
自分たちだけで作曲をすることになりました。
しかし、自分たちの部には作曲の経験のある人はいません。
“春夏秋冬”をテーマにしたいということは決まったものの、
そこからどのように進めればいいのかわかりません。
福山さんは曲を作るとき、
どのようにテーマを形に変えていきますか?
教えていただけると嬉しいです。


ズバリ言ってもいい??
まずは、模倣から始めるのはどうでしょう。
自分のインスピレーションだけで、
テーマから曲に落とし込むっていうのは、
最初は結構難しいと思うんですよ。
しかも太鼓だけの作曲って、要はリズムだけってことでしょ?
リズムだけで、曲を作曲するっていうのは、
なかなか難しいはず。

たとえば鼓童さんとか、いろいろな太鼓集団の方、
いるじゃないですか。
そうしたグループの曲を聴き込んで、このグループの
春だったらこの感じだよね、
夏は・・・秋は・・・冬ならこの感じだよね、
っていうのを集めてみてはいかがでしょう?

今の時代は、サンプリングと作曲の境界線って
だいぶ曖昧になってきてます。
機械が進歩しているから、既存の有名なフレーズとか、
あのフェイクとかシャウトとか、
元の音源から持ってきて、音程も変えられるし、
音符の長さとかも変えられちゃう。
そのサンプリングしたもので
切り貼りして作れちゃうんですよ。
なので、まずはコラージュする感じで、
鼓童さんや鬼太鼓座さんの、それぞれの季節を感じる部分をつなげてみる。
一回繋げてみたら、真似して作ってみる。
それでパクリだなんだっていう風に怒られないと思いますよ。
誰だって、ほとんどの場合は模倣から始まるんです。
完璧な真似っていうのは不可能だし、
真似を繰り返しているうちに
やがて自分たちのオリジナリティは出てくると思うんです。

まずはそういう作曲の方法、試してみてはいかがでしょう?

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