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未来授業 第4回 金子稚子 Vol. 1253
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今週は終活ジャーナリスト、金子稚子さんの授業をお送りします。
テーマは『通過点としての死』。

死を考え、より納得のいる形でそれを受け入れるための終活、金子さんは、未来のため“自分を知り直す手段”と位置づけています。
ただ私たちは、“その時”のことだけを考えてしまいがち。死の前、死そのもの、死別後という、3つのプロセスを全体で考えることが重要といいます。
そのうえで金子さんは、できるだけ早くから終活をはじめることをすすめています。

未来授業4時間目、『終活は、いつ始めればいいのか?』

金子 稚子 (カネコ ワカコ)
終活ジャーナリスト。ライフ・ターミナルネットワーク 代表。一般社団法人日本医療コーディネーター協会顧問。
雑誌・書籍の編集者や広告制作ディレクターとしての経験を生かし、誰もが必ずいつかは迎える「その時」のために、情報提供と心のサポートを行っている。当事者の話でありながら、単なる体験談にとどまらない終末期から臨終、さらに死後のことまでをも分析的に捉えた冷静な語り口は、各分野の専門家からも高い評価を得て、医療関係や宗教関係などの各学会や研修会でも講師として登壇。さらに、生命保険等の金融関係、葬儀関係、医療・福祉関係、医薬品などの各種団体・企業に対してや、行政、一般向けにも研修や講演活動を行う。また、多死社会を前に、人々の死の捉え直しに力を入れ、真の“終活”、すなわちアクティブ・エンディングを提唱。多岐に渡るさまざまな情報提供とともに、自分で「いきかた(生き方・逝き方)」を決める必要性を訴えている。

著書に『アクティブ・エンディング〜大人の「終活」新作法〜』(河出書房新社)、『死後のプロデュース』(PHP新書)、『金子哲雄の妻の生き方〜夫を看取った500日〜』(小学館文庫)。編集制作・執筆に『親の看取り〜親が倒れてから、介護・療養・終末期のすべて〜』(e-MOOK 宝島社)。