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身近な自然を守る意味

未来授業 第4回 奥本大三郎 Vol. 1545
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今週の講師は作家でフランス文学者の奥本大三郎さん。
本国フランスでは、それほど知られていないファーブル昆虫記が、日本で1世紀にわたって読み継がれる理由には、ものを細部まで見る、という日本ならでは感性がありました。
しかし現代の日本において、自然を、より細かく観る機会は、急速に減ってしまっています。
    
未来授業4時間目、テーマは 

『身近な自然を守る意味』

奥本さんの記憶の原点にあるのは、どんな虫だったのでしょうか? 奥本さんによる『完訳版 ファーブル昆虫記』。30年という歳月をかけて自ら翻訳した作品を読み返すと、いまの時代だからこそ気になる、興味深い点があったそうです。

奥本 大三郎(おくもとだいさぶろう)
1944年大阪生まれ。フランス文学者、作家。東京大学大学院修了。大阪芸術大学教授、埼玉大学名誉教授、NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
著書に『完訳ファーブル昆虫記』(集英社)、『ファーブル昆虫記ジュニア版』(集英社、産経児童出版文化賞受賞)、『楽しき熱帯』(集英社、サントリー学芸賞受賞)、『斑猫の宿』(のち中公文庫、JTB旅文学大賞)、『博物学の巨人アンリ・ファーブル』(集英社)、『散歩の昆虫記』(幻戯書房)、『ぼくらの昆虫記』(デコ)ほか多数。