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勘違いで強くなる

未来授業 第2回 廣道純 Vol. 1567
Podcast
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去年の秋、全国5つの会場で行われたイベント、「FM FESTIVAL 2018 未来授業 ぼくらの時代の生存戦略」。今週は、この一環として、大分会場で行われた特別公開授業の模様をお届けします。聞き手は、「SCHOOL OF ROOK」のとーやま校長。

高校生の時のバイクによって、車いすでの生活を余儀なくされた廣道さんは、そこから車いすスポーツに目覚め、400メートル、800メートル、5000メートルで日本記録を更新するなど、日本を代表する選手に成長。パラリンピックには4度出場し、シドニーでは銀メダル、アテネでは銅メダルを獲得しています。

寝たきりの状態から、寝返りをうてる、起き上がれる、車いすに乗れる・・・歩けなくなったことへの“落ち込みは”一秒もなく、一つ一つ増える“できること”に喜びを感じていたという廣道さん。初めて車いすに乗ったその日から、どのようにしてアスリートへの道を歩んだのか?

未来授業2時間目、テーマは・・・『勘違いで強くなる』

◆廣道純さんは1973年生まれの44歳。大阪府堺市出身、現在は大分市在住。 高校1年の時、バイクで事故を起こし、脊髄を損傷、突然の車椅子生活を余儀なくされます。 退院後、17歳で車椅子レースの世界へ。94年ボストンマラソンを皮切りに世界各国のレースに出場。96年世界最大の大分国際車いすマラソンで日本人初の総合2位を果たし、トップアスリートの仲間入りを果たします。2000年シドニーパラリンピック800mで銀メダルを獲得。2004年3月には日本人で初めてのプロアスリートとして独立。その年に行なわれたアテネパラリンピック800mで銅メダルを獲得し、2大会連続でメダルを獲得。その後の北京とロンドンでも入賞を果たしています。現在、400m、800m、5000mで日本記録を保持。世界各国で年間20回のレースに出場しながら、講演会やトークショーなどを行ない、さらに選手育成や車いすレース普及の為、コーチングクリニックを開催、健常者と車いすが融合できるスポーツイベントも主催しています。