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日本のインターネットのはじまり

未来授業 砂原秀樹 第1回  Vol. 1641
Podcast
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「未来授業」。今週の講師は慶應義塾大学大学院の砂原秀樹教授。
サイバーセキュリティ研究センターの所長で、日本におけるインターネットの基盤を作った一人です。今や「スマホは使うけれど、インターネットは使ったことがない」という学生も少なくないほど、インターネットは無意識で使われる当たり前の存在になりました。電子メール、映像・音楽の配信、SNS、情報検索、オンラインショッピング…!インターネット電話はもちろん、ラジオを聴く事や戸籍謄本の取り寄せ、納税など、公共の手続きにもインターネットが使われています。社会のシステムさえ変えたインターネット。でも、日本におけるインターネット開発の目的は、とても個人的なことでした。きっかけは何だったのでしょうか。

未来授業1時間目、テーマは、「日本のインターネットのはじまり」。

砂原秀樹
1983年慶應義塾大学工学部卒業。1985年同工学研究科修士課程修了。1988年同理工学研究科後期博士課程所定単位取得退学。工学博士。2001年奈良先端科学技術大学院大学情報科学センター教授。2005年情報科学研究科教授。2008年より現職。1984年から日本におけるインターネットの構築とその研究に従事。2005年よりインターネットを通じて環境情報を共有するLive E! Projectを開始。インターネット上に分散した人間の行動、ネットワークセンサ、自動車、物が生成する情報から知識を構成することに興味を持つ。またインターネットを基盤とした安心・安全な社会を構築するためのセキュリティ、プライバシーの研究にも従事。プライバシー情報を統括管理する仕組みとしての「情報銀行」プロジェクトを推進。