ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

ボサノヴァ

2016.09.17

第180話 ボサノヴァ

サウダージな「ボサノヴァ」に癒やされる
第180話 ボサノヴァ
半年ほど前にフォークソングをみんなで歌った時、ボッコにギターを弾くスキルをインストールしたんだが、その後なかなか活用する機会がなかったんだよな。せっかくだから夏が終わって秋が訪れようとしているこの季節、しっとりとした《ボサノヴァ》で癒やされるとしようか。

ボサノヴァはブラジルで生まれた音楽だ。誕生した年も明確に分かっている。1958年にリリースされたジョアン・ジルベルト『Chega de Saudade(邦題:想いあふれて)』がボサノヴァの最初の曲だ。ジョアン・ジルベルトはブラジルの売れないシンガーだったが、サンバのリズムをギターだけで表現するバチーダ奏法を編み出し、ボサノヴァという新しい音楽を生み出したんだ。

さらにその『想いあふれて』の作詞をしたヴィニシウス・ヂ・モライスと、作曲をしたアントニオ・カルロス・ジョビンも、ボサノヴァを生み出した人間と呼ぶべきだろう。2人はもともと音楽劇の仕事を一緒にしていたが、ジョアン・ジルベルトと出会ってその音楽性に惚れ込み、『想いあふれて』をレコーディングすることにしたんだ。

だがジョアン・ジルベルトがいかにもアーティストらしい気分屋だったせいでレコーディングは遅々として進まなかった。その時、スウェーデンで開催された第6回サッカーW杯でブラジル代表に17歳のペレが彗星のごとく現れ、その活躍によってブラジルが初めてW杯で優勝する。ラジオで中継された試合の模様にブラジル中が沸き返り、ジョアン・ジルベルトも上機嫌になったおかげで無事レコーディングを終えることができたと伝わっているな。

そして1962年、この3人によるボサノヴァ最大のヒット曲『イパネマの娘』が誕生する。リオのイパネマ海岸近くに住む美しい女性を歌ったこの曲は、1964年にジョアン・ジルベルトの妻、アストラッド・ジルベルトの歌う英語バージョンが映画『クレイジー・ジャンボリー』の中で披露され、世界的な大ヒットを記録。ボサノヴァという音楽を世界的に広めることとなった。この『イパネマの娘』はビートルズの『イエスタデイ』に次いで世界で2番目に多く演奏された歌とも言われているぞ。

穏やかなギターの調べに囁くような歌声を乗せたボサノヴァは、ポルトガル語で懐かしさ、切なさ、届かぬ思い、人恋しさなどを意味する「サウダージ」に溢れている。今日はそんなボサノヴァに詳しい人に会って、おすすめのアーティストや曲を教えてもらうぞ。Here we go!
ONAIR LIST
10'27" / 想いあふれて / 小野リサ
14'00" /So Danco Sanba / Emilie-Claire Barlow
38'25" / Samba De Uma Nota So / Nara Leao
45'09" / A Primeira Vez / Joao Gilberto
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