ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : グルメ

やきとり

2016.12.17

第193話 やきとり

「やきとりを串から外すのは是か非か?!」
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第193話 やきとり
ちょっと前に「唐揚げにレモンを搾るのは是か非か」があちこちで論争になったが、最近は「やきとりを串から外して食べるのは是か非か」が熱い議論になっている。自分の分を外して食べるだけならそれぞれの勝手だが、レモンと同じように「気を利かせて全部外してあげる」という人もいる。さらにやきとりを串から外す専用の道具まで販売されていたりするので、串のまま食べたい人から「ちょっと待ってくれ」という声が出ているんだ。

その《やきとり》だが、もともと日本では飛鳥時代の675年に天武天皇が「肉食禁止令」を出し、牛馬犬猿鶏などの家畜は食べてはいけないとしたのを皮切りに、長らく家畜の肉を食べる文化はなかった。鷹狩りで獲ったキジやカモ、スズメなどの野生の鳥の肉は食べても構わなかったが、家畜のニワトリはあくまで卵を産ませるもので肉を食べるものじゃなかったんだ。まあ、禁止令が出るってことは、こっそり食べる者もいたってことでもあるんだが。

江戸時代前期の元禄2年(1689年)に出版された料理本『合類日用料理抄』には現代のやきとりとほとんど同じような調理法が書かれている。曰く「鳥を串にさし、薄霜ほどに塩をふりかけ、焼き申し候、よく焼き申し時分、醤油の中へ酒を少し加え、右の焼鳥をつけ、また一ぺん付けてその醤油の乾かぬうちに、座敷へ出し申し候」だ。どうだ、ほぼ今のやきとりだろう。ただしここに書かれている「鳥」もやはり野生のキジやカモのことで、家畜のニワトリのことではなかったが。

日本で家畜のニワトリを食べるようになったのは19世紀、明治になって文明開化してからだ。明治政府の偉い人たちは、日本人が西洋人よりも小柄なのは肉をあまり食べない食文化にあると考えた。そこで国を挙げて肉食を推奨し、東京では「とり鍋」がちょっとしたブームになったんだ。そしてとり鍋屋で余った臓物を串に刺して焼いた屋台のやきとりが、滋養強壮に良いと言われて人気を博した。これが現代的なやきとりの始まりと言って良いだろう。

近年は海外から来日した外国人観光客にも「とても日本ぽい」と好評のやきとり。なんでもフランスでは「YAKITORI」という言葉が普通に通用するレベルで人気になっているそうだ。ここは日本に住む者として「やきとりを串から外して食べるのは是か非か」に結論を出しておかないとマズイだろう。今日はやきとりの専門家に会って話を聞いてみよう。あ、ついでにおいしいお店も教えてもらおっと。Here we go!
ONAIR LIST
3'12" / Route 66 / George Maharis
13'28" / Lullaby of Birdland / Tiffany with Hank Jones Trio Plus
30'00" / Headed Out To Vera's / John Pizzarelli
40'30" / I Got It Bad That Aint Good / Steven Rossitto
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