ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

トランプ

2014.04.26

第56話 トランプ

「トランプ」は枚数も絵柄も世界各地で違う?!
第56話 トランプ
ハートのエースが出てこない……うーん、困った……ハートのエースが出てこない……今日は「トランプ」で遊ぼうと思ってガレージの奥から古いトランプを引っ張り出してきたんだが、何度確認してもハートのエースだけがないんだよ。これじゃババ抜きも七並べもできやしない。困ったなぁ。あ、別に恋占いはするつもりはないけどな。

ウチのトランプも古いけど、イスタンブールのトプカプ宮殿博物館にはもっと古いトランプがあるぞ。15世紀頃に使われた「マムルーク・カード」だ。このカードはちゃんと1〜10の数字カードと3枚の絵札(王、総督、副総督)のセット×4種類(絵柄はステッキ、コイン、剣、カップ)で構成されている。現代のトランプそっくりだろ?

ただし、トランプが13枚×4種類=52枚だというのは日本人の思い込み。イタリアなら40枚だし、フィリピンじゃ112枚だ。そもそも英語で「Trump」という言葉は「切り札」という意味で、日本人が「トランプ」と聞いてイメージするゲーム用カードは「Playing Card」もしくは単に「Card」と呼ぶ。だから「イタリアではみんな40枚のカードで遊んでるよ」を日本的表現にすると「イタリアのトランプは40枚」になるんだ。

もちろん絵柄も「スペード・ハート・クラブ・ダイヤ」とは限らない。ドイツなら「鈴・心臓・木の葉・ドングリ」だし、イタリアやスペインは先述のマムルーク・カードと同じ「ステッキ・コイン・剣・カップ」。フランスは絵札に描かれている人物にこだわり、すべて有名な人物をモデルにしている。たとえば「ハートのキング」はカール大帝で、「クラブのジャック」は円卓の騎士ランスロット、といった具合だ。

そういえば日本の「かるた」だって戦国時代にポルトガルの「Carta」が伝わったものだぞ。「Carta」は英語の「Card」、つまりトランプのこと。戦国時代の侍たちはトランプを合戦場に持ち込んで、暇があれば博打に興じていた。その過熱ぶりに土佐の大名・長宗我部元親は「博奕かるた諸勝負令停止」を出したほどだ。その後、日本のかるたは独自の発展を遂げたが、もともとはトランプの一種だったと言っても間違いではない。

現在、日本で使われているトランプは英米式だな。これは世界中のカジノやマジシャンが使っているトランプでもある。ちなみに現在、ラスベガスのカジノでも使われているスタンダードなトランプは1箱500円くらいだ。そのトランプ1つで何人もの人間が何時間も夢中になれるんだから、トランプは本当にすごい遊び道具だよな。今日はそんなトランプのプロに会っていろんな愉しみ方を教えてもらおう。 Here we go!
ONAIR LIST
2'57" / Route 66 / George Maharis
14'00" / The Lady Is A Tramp / John Pizzarelli
35'26" / He's A Tramp / Janet Seidel
44'03" / In A Mellow Tone / Tiffany
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