ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア

昆虫採集

2014.07.19

第68話 昆虫採集

「昆虫採集」の起源は大航海時代!
第68話 昆虫採集
いよいよ子供たちは夏休みか。1ヶ月もお休みなんて宇宙人も羨ましいぞ。夏休みの宿題なんかとっとと終わらせて、海に山に遊びまくれ! ちなみに読書感想文ならロバート・A・ハインラインの『夏への扉』がオススメだ。そして自由研究なら「昆虫採集」だ!

珍しい昆虫を捕まえて標本にする「昆虫採集」の起源は大航海時代。一気に世界の広がったヨーロッパ人たちが、世界中から様々な動物や植物、鉱物の標本を持ち帰ったのがルーツだ。見たこともない姿や色をした昆虫や花に興奮した彼らは、やがてこの地球上にどんなモノがあるのかを系統立てて調べようとする。これが博物学の始まりだ。だからヨーロッパでは今でも昆虫採集は貴族の高尚な趣味として捉えられている。

当時は鎖国していた日本にも、そんなヨーロッパ人が何人も訪れている。「出島の三学者」と呼ばれるケンペル、ツンベリー、シーボルトの3人が代表的だ。江戸幕府が長崎の出島に来ることを許していたのはオランダ人だけだったが、この3人は国籍を偽る危険を冒してまで来日し、日本の動植物の研究をしていった(つまり標本や記録を持ち帰った)。

そして出島の三学者を始めとするヨーロッパ人たちは、逆に日本へヨーロッパの学問を伝える役割も果たす。それによって江戸時代中期以降は日本でも博物学が盛んになっていった。たとえば旗本の武蔵石壽(むさし・せきじゅ)は991種もの貝を詳細に記した図鑑『目八譜』を書いている。この美しい図鑑は国立国会図書館のデジタルライブラリーで見ることができるぞ。

さらにその武蔵石壽は昆虫の標本も作ったんだが、なんとこれが現在も東大の農学部に保存されている。文句なしに現存する日本最古の昆虫標本だな。この標本を古道具屋で発見して寄付したのは、明治末期にフランス領事として来日したE・H・ガロアという人物だ。彼もまた昆虫の研究を趣味としていて、日光中禅寺の湖畔で新種を発見して「ガロアムシ」という名前を残している。

昆虫は現在見つかっているだけでも約75万種。地球上の全動物の種類の3/4を占め「陸上でもっとも成功した生物」と言われる。その機能美にあふれる姿は美しい上に、今でも続々と新種が見つかっている。そういえば今年の4月にも福岡の高校生が新種を発見したニュースが話題になったよな。どうだ、この夏は人類に残された最後の身近な神秘、昆虫を追いかけてみないか? 今日は詳しい人に会って話を聞いてみよう。 Here we go!
ONAIR LIST
3'33” / Route 66 / George Maharis
13'12” / Mushi Mushi / Marcos Valle
33'04” / Rosa Morena / Ana Martins
43'19” / Tormenta / Carmen Cuesta
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