ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア , 旅・観光

雲海

2017.06.17

第219話 雲海

ゲストコメント
女優 市毛良枝さん「雲海が見せる奇跡の景色とは」
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女優 市毛良枝さん
── 市毛さんは昔から登山好きだったんですか?

いえいえ、私はもともと体育会系の人全般が苦手なインドア派でした(笑)。それがある時、山の話をしてくれた方がいて、社交辞令で「今度、誘って下さい」なんて軽い気持ちで言ったんです。そうしたらその人に「いつにしましょう?」と言われてしまったのが最初でした。

その人は「ハイキング程度だから」と言うんですけど、予定に《山小屋泊まり》と書いてあって不思議に思っていたら、北アルプスの三大急登に数えられる合戦尾根から燕岳(つばくろだけ)を登ることに。当時はそんなことは知らないので、フラフラになりながらずっと「これは嘘だ……」と思って歩きました。

でも何とか辿り着いた燕岳の山頂で、私はブロッケン現象を見てしまったんです。これは雲海に自分の影が虹の輪を背負って映し出される現象で、その不思議な光景は神々しいとしか言いようがありませんでした。めったに見られない現象なんですが、それを初登山で見てしまったのが運の尽き(?)。山を下りた頃には「次はどこに連れてってもらえるだろう」と思うようになっていました。

── 登山で雲の上に出るってどんな感覚なんでしょう?

山を登っていると雨や霧の中を歩くことがよくあります。そしてしばらく登っている内に晴れてきたと思ってふと振り返ると、自分の下に雲があったりするんです。つまり、それまでずっと雲の中を歩いていて、自分が雲の上に来ただけなんですね。雲の中にいる、そしてそこから抜けるということは、そんな普段の天気の変わり目によく似た感覚です。

逆に言えば麓から山を見た時に、中腹が雲で隠れていて山頂付近はよく見えたりする場合は、その雲の高さまでは雨で、その上は晴れているということが分かります。そんなことを想像しながら雲を眺めると、景色の愉しみ方も変わってきますよ。

大分県の湯布院みたいに観光地で雲海の名所になっている場所もありますが、山の上から見る雲海はやっぱり別格ですね。北アルプスの常念岳を登っていたら、雲を抜けた途端に真っ白な雪景色が広がっていたこともありました。9月の初め頃の夏山だったんですが、その日がたまたま初雪だったんです。翌朝に見た初雪と雲海と日の出がひとつになった景色にはただただ感動しかありませんでした。
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