ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : アウトドア , 旅・観光

雲海

2017.06.17

第219話 雲海

ゲストコメント
(株)ウェザーニューズ 取締役 森田清輝さん「雲海の発生を予測しよう!」
(株)ウェザーニューズ 取締役 森田清輝さん
── 雲海ってどんな現象なんですか?

雲海は雲をちょっと高いところから見た時の状態です。雲が広がって海のように見えることから雲海と呼ばれます。ですから、雲海が見られる条件としては、雲ができること。そして風がなくてその雲があまり動かないことです。この2つの条件が揃うと、きれいな雲海が見られます。

雲海は雲のでき方でいくつかの種類に分類できます。たとえばとても広い範囲にできる雲海は、朝方に放射冷却で気温が下がった時、水蒸気が水の粒に変わって霧になることで生まれるんです。こういう雲海は盆地でよく見られます。盆地は周囲の山が風をさえぎる衝立の役割を果たす上に、生まれた雲も逃げ場がないのでどんどん厚みを増していき、雄大な雲海になるんです。そして盆地の中に小高い山があって、その上にお城があったりすると、雲の上に浮かぶ城として雲海の名所になっているケースが多いですね。有名な竹田城もそうです。

── その他にどんな雲海のでき方がありますか?

低気圧が近づいて前線ができるような時も雲海は生まれます。こういう雲海は夏になる前、梅雨の手前頃が多いですね。その理由は「気温が下がる」という条件があるからです。気温が上がってしまうと水の粒が水蒸気に戻ってしまうので、そこが雲海を見られるか見られないかの境目になります。

地形に関しては、山の斜面でも雲海は見られます。山の斜面に空気がぶつかり、斜面に沿って上がっていくと、温度が下がって雲ができるんです。ですからなだらかな斜面があるところでは雲や霧が多くなり、それが雲海になることもあるんですね。このタイプの雲海は盆地と逆にある程度の風が山に当たらないと生まれません。

── 高い山の上じゃなくても雲海を見ることはできるんですか?

秋、前日に雨が降り、町の中が濡れて湿度が高い状態になった時、低気圧が抜けて高気圧に覆われると、朝方の放射冷却で湿った空気がどんどん霧に変わっていきます。この霧は低いところで発生するので、100mくらいあるビルから見下ろすと町を包む雲海が見られることもありますね。

こんな雲海が生まれる条件が分かっていれば、天気予報を見て「明日の朝は雲海が見られるかもしれない」ということが予想できます。けっこう高い確率で予測できますので、ぜひ狙ってみて下さい。
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