ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : 旅・観光

タワー

2017.11.04

第239話 タワー

ゲストコメント
日建設計 吉野繁さん「東京スカイツリーの設計で苦労したのは」
日建設計 吉野繁さん
── 高層ビルとタワーでは設計が違うんですか?

高層ビルは各フロアに必ず床が張られています。その床があると非常に建物は強くなるんです。それに対して東京スカイツリーのような展望台しかない建物は途中に床がありません。鉄骨だけで組んでいくのが技術的に難しくなります。

東京スカイツリーの設計をする時は、まず敷地を見て「こんなところにタワーが建つのかな……」と思いました。昔、その敷地は電車をメンテナンスするための操車場で、見に行ったときは駐輪場になっていました。巨大なタワーを建てるにはかなり狭いというのが第一印象だったんです。

── たしかに、狭いところに高いタワーを建てるのは難しそうですね

スカイツリーは足もとが三角形なんですが、1辺の長さが70mです。東京タワーはそれが100m。高さは2倍なのに、足もとは半分近いんです。ウチで構造を担当する部署が「1mでも広げれば構造的により強くなる」と言うので、それが最初の課題でした。敷地の中に地下鉄の都営浅草線が入っていたり、東武の本社ビルを残しながら工事をしたい等の条件があって、1辺が一番長くとれる形を模索した結果、三角形に決まりました。

次に決めたのは高さですが、こちらはけっこう簡単に決まりました。第1展望ロビーは東京タワーを超えようという話だったので350mに。第2展望ロビーは当時世界一だったカナダのCNタワーを超えたいということで450m。そして展望台は誰でも自分の家を探したくなるので、丸い形にしようということになりました。

── 足もとの三角のままの展望台の方が簡単だったのでは?

もちろんその通りなんですが、スカイツリーは真ん中に耐震のための心柱が入っていて、その周りにエレベーターや階段を配置しようとすると、三角のままではかなり制限されてしまうという事情もありました。下は三角でも、上に行くに従って段々細くなっていく部分で丸になっていく方が、使い勝手が良かったんです。

とにかく足もとが狭かったので、最初から特殊な耐震技術を入れないとダメだろうということは考えていました。そこで取り入れたのが法隆寺の五重塔を参考にした心柱です。スカイツリーは地震があると、心柱が13秒周期で揺れますが、周囲の鉄骨は10秒周期で揺れます。その2つが合わさることで徐々に揺れが収まっていく構造になっています。
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