ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

日本のクリスマス

2017.12.23

第246話 日本のクリスマス

ゲストコメント
株式会社 不二家 宮永奈津紀さん「時代とともに変わるクリスマスのケーキ」
株式会社 不二家 宮永奈津紀さん
── 不二家さんではいつ頃からクリスマスケーキを?

不二家が創業したのは1910年(明治43年)。横浜の元町で洋菓子屋としてオープンしたのですが、その年の12月からクリスマスケーキを販売しています。日本人にはまだそこまでクリスマスが浸透していなかった頃なので、お客さんはほとんどが外国人の方でしたが。

今、クリスマスケーキと言えばイチゴが載ったショートケーキを思い浮かべる方が多いと思いますが、明治時代のクリスマスケーキは全然違いました。プラムケーキというドライフルーツをたっぷり使って洋酒を利かせた重たいケーキを、フォンダンという砂糖の衣で白くコーティングし、アラザンという銀色の粒をまぶしたケーキだったんです。味も今とは全然違います。

── ではショートケーキはいつ頃から?

実はイチゴのショートケーキの原型を作ったのが不二家と言われています。1922年(大正11年)、不二家の創業者が「日本人向けのケーキを作りたい」と考え、海外のいろんなケーキを参考に、日本人の好みに合うように作ったのがイチゴのショートケーキだったんです。

最初のショートケーキは中身がカステラのようなスポンジで、そこに甘くて濃厚で重たいクリームを使ったので、今からするとずいぶん甘そうな印象を受けます。でも当時はイチゴがとても酸っぱかったので、バランスを取るために甘さを強めにしたようです。

── なぜ日本のクリスマスはショートケーキなんでしょう?

ショートケーキをクリスマスに食べる習慣が日本で普及したのは昭和30年代になってからと言われています。この頃からイチゴのハウス栽培が普及して、冬でもイチゴが手に入るようになったんです。イチゴが手に入らない時代はピーチや栗が飾られていました。

さらに昭和40年代になると冷蔵庫が普及し始めます。これによってケーキが保存しやすくなり、濃厚なバタークリームのかわりに生クリームを使ったケーキが人気になりました。そして紅白の色合いが縁起の良さを感じさせるので、日本のクリスマスと言えばショートケーキになったと言われています。
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