ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

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カテゴリー : カルチャー

リコーダー

2018.01.13

第249話 リコーダー

ゲストコメント
ヤマハ株式会社 大野徹さん「リコーダーみたいでサックスの音が出る楽器」
ヤマハ株式会社 大野徹さん
── リコーダーっぽい新しい楽器が話題ですね!

はい、この「Venova(ヴェノーヴァ)」はリコーダーのような形をしていますが、サックスのような音が出る楽器です。大きさはソプラノリコーダーよりも少し長いくらい。プラスチック製でとても軽く、手に持った感じは小学校で使ったリコーダーによく似ているのですが、実は本格的な管楽器です。

この音を出そうというアイデアは25年くらい前からありました。でも試行錯誤を繰り返して、この形になったのは約2年前。そして発売されたのが2016年8月30日という、まだ本当に新しい楽器です。

── リコーダーの形でサックスの音を出すのはそんなに難しかったんですか?

サックスは下が広がっている楽器です。でもリコーダーだと広がる部分がありません。そこでVenovaは吹き口のすぐ下にもう1本パイプを付けることで、サックスの広がっている部分と同じ現象が起き、サックスのような音が出る仕組みを実現しました。

サックスの音はひとつの音に対して倍音がたくさんあります。だからすごくきらびやかな音がするんです。それに対してリコーダーはちょっと暗めの音。倍音がちょっと少ないと言っても良いかもしれません。それをサックスに近づけたのがVenovaです。

── よく見ると下にクネクネといくつも出っ張りがありますね

1本のまっすぐなパイプだと、おそらく指が届かなくなると思います。でもリコーダーのように自分の指で穴をふさぐ楽器にしたかったので、1本のパイプを縮めてクネクネさせてこの形状になりました。ソプラノサックスで65cmくらいですが、それと同じ音を出そうと思ったら同じだけの長さが必要になりますから。

実はこの楽器はヴァーチャル・アコースティック・シンセサイザーがルーツです。本物の楽器のサンプリングではない、計算によって作りだした音源を1993年に商品化したのですが、その時に「2本のパイプでサックスのような音が出せる」ということに気付いたのが最初でした。それをアコースティックで試してみたら、本当にサックスの音になったんです。

吹くのにリコーダーよりはちょっと力がいりますが、そこは管楽器の特性なので仕方ありません。でも手軽にサックスの音を出せる楽器としてお愉しみいただきたいと思います。
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