ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : カルチャー

2014.07.05

第66話 猫

ゲストコメント
元東京農業大学教授/「ネコの動物学」著者 大石孝雄さん「人類と猫の歴史」
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元東京農業大学教授/「ネコの動物学」著者 大石孝雄さん
猫は紀元前2000年頃、古代エジプトの時代にリビアヤマネコというヤマネコを家畜化したもの。当時、人類は農業が発達してきて、農作物をたくさん備蓄するようになった。すると、どうしてもネズミが寄ってくる。そのネズミを退治してほしい人間と、餌のネズミを捕りたい猫の利害が一致して、ヤマネコは人間に飼われるイエネコになっていった。

だから猫は肉を食べるのが本来の姿。身体能力、柔軟性、瞬発力など、狩猟能力が非常に高く、ネズミなどの小動物を捕るのに適した身体をしている。もしも野性だったら、そういった小動物を食べて生きていたはず。家で飼われている猫は十分に餌を与えられているので、たとえネズミを捕っても遊びでしかないけど。

ネコ科の動物は一番大きいものならライオンやトラがいて、猫は一番小さい部類。日本にもイリオモテヤマネコやツシマヤマネコといった山猫が生息しているけど、イエネコはあくまでリビアヤマネコがルーツなので、日本の山猫は関係ない。リビアヤマネコが家畜化され、ヨーロッパ、中国を経て紀元800年頃に日本に伝わった。その目的はやっぱりネズミ退治。

猫は古代エジプトでは神様として崇められた。有名なのはスフィンクス(厳密に言えばライオン)。大きさは違ってもネコ科の動物は似通った部分が多く、特徴的なのは単独行動を好むこと。家で猫を複数飼っていても一緒に行動することはほとんどない。ただ、最近は芸をする猫もいる。栃木県の那須どうぶつ王国では日本で唯一の「猫のショー」をやっていて、その柔軟でしなやかな身体を活かした綱渡りのような芸は、犬ではちょっと真似できない。

ペットとしての猫は、昔から「抱き猫」といって身分の高いご婦人方が飼う姿が古代エジプトの時代から見受けられた。それが徐々に庶民にも浸透して、日本では江戸時代くらいから一般に可愛がられるようになった。昔はネズミを捕る家畜だったのが、現代ではすっかり愛玩動物として癒しを与える存在になった。
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