ピートのふしぎなガレージ

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エヌ博士

On Air オンエア

カテゴリー : ドライブ

4WD

2014.08.16

第72話 4WD

ゲストコメント
三菱自動車 岡崎工場 エンジニア 田中博之さん「4WD車の開発の難しさ」
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三菱自動車 岡崎工場 エンジニア 田中博之さん
私は1981年の入社。翌年の1982年に最初のパジェロが発売されたので、ちょうどその開発が最終段階を迎えていた頃でした。もちろん入社したての頃は開発中の車のことなんて知りませんから「何か変な車がいるなぁ」くらいにしか思わなかったものです(笑)。

実は三菱自動車はパジェロの前からジープという車をライセンス生産をしていました。そのジープにかわる4WDとしてパジェロを開発したんです。そして発売当初はマニュアル車しかなかったんですが、2〜3年後にオートマチック車を発売したのが4WDの車としては画期的でした。正直、我々も「オフロードを走る車に載せて大丈夫?」とは思ったんですが、試作車でテストコースを走ってみたらすごく使いやすいのに驚かされたんです。

マニュアル車はクラッチやアクセルの操作に慣れが必要ですが、特にオフロードだとそれが顕著です。でもオートマチック車ならそんな技術がなくてもけっこう走れてしまう。それが分かって以来、どんどんオートマチック車が伸びていきました。ただ、オフロードの車は急な坂道など抵抗の大きいところを力で乗り越えることが多く、オートマチック・トランスミッションからすごく熱が出ます。そこで乗用車にない、特別に熱を逃がすような装置の開発が必要でした。

安全面では、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)をクロスカントリー向けの4WDで採用したのも、1991年に発売された2代目パジェロが最初でした。さらにエアバッグの採用も2代目パジェロの途中から。オフロードでジャンプするような激しい走行をした時にエアバッグが開かないようにするのが大変で、実際にオフロードを走って実験を重ねました。もちろん実験中にエアバッグが開いたら危険なので、開く信号が出るかどうかを調べたんですが。

こうして今では4WDの車も乗用車と同じ装備がついているのが普通になりました。でもそれは私の先輩たちが試行錯誤し、私の後輩たちに引き継がれていく、そんな積み重ねがあって実現したことなんです。
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