『Hellosmile Lounge』は20代、30代の女性に急増している子宮頸がんの予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」の情報発信拠点。
女性の健康と笑顔を応援するさまざまなメッセージを、全国38局フルネットでお届けします。
11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」。今夜のゲストは国立成育医療研究センター産婦人科医、三井真理先生。「生理の周期の基準は何日?」「ベゼスタ分類って何?」などリスナーからの質問に答えてくれます。
聞き手は「ハロースマイル」の小巻亜矢さんです。
(小巻さん)
11月は「子宮頸がん予防啓発強化月間」ということで、リスナーからの質問を早速ご紹介したいと思います。
18歳 学生 ふくろうさん
「生理が始まって7年が過ぎましたが、周期が安定しません。大丈夫でしょうか。」
(三井先生)
ふくろうさん、勇気を持ってこの番組に質問を送ってくださったことは大きな一歩だと思います。生理のこと、子宮のこと、卵巣のことなど、恥ずかしいという気持ちが先立ってしまい、なかなか一歩を踏み出せない方がいらっしゃいますから。
さて、初めて生理が来てから周期が安定するまでは年単位でかかる事が多いものです。7年となると、周期が安定しないだけなのか、周期が安定しない特別な理由が他にあるのか、文面からだけでは分かりませんが、例えば18歳という年齢ですと、受験や学校での人間関係の悩みなど、そういった心のことが影響することも考えられます。
生理の周期の安定の基準は難しいですが、2週間に一度ですと間隔が短すぎますし、45日以上ですと長すぎて、どちらも安定していないと言えると思います。
ふくろうさんはどんな状況でしょうか。
変動はあるけれど、28日から35日前後の周期なら病気ではない可能性が高いですね。
2カ月間、全く生理が来ないとか、月に2回以上生理がある、といった場合は産婦人科を受診して下さい。
(小巻さん)
ふくろうさんのように10代のうちから、自分の生理の周期に意識を持っていることは大切なことです。
三井先生がおっしゃった事に心当たりがあれば、さらに勇気を出して、自分の体を守るために、ぜひ、産婦人科を受診して下さい。
続いてリスナーから届いたメッセージをご紹介します。
新潟県 32歳 主婦 のりちゃんママさん
「第一子妊娠の時に産婦人科を受診してクラス3の子宮頸がんが見つかりました。幸い無事、出産できましたが、今も経過を診るため定期的に受診しています。もしあの時に深刻な状況だったら、この子を出産できなかったのでは…、自分の命さえ危なかったのでは…と思うと、本当に怖いです。私のような気持ちは味わって欲しくないので、若い方にも是非、検診を受けて欲しいです。」
(小巻さん)
妊娠をきっかけに初めて産婦人科を受診される方も多いようですね。
(三井先生)
何か症状がないと、受診しにくいのが産婦人科かもしれませんが、子宮頸がんの怖いところは、初期は自覚症状があまりないということです。
(小巻さん)
このクラス3というのは?
(三井先生)
このメッセージを読む限り、子宮の出口の細胞を採取して5つのクラスに分ける検査をされたのだと思いますが、のりちゃんママさんの場合、子宮頸がんではなく、その前の異形成という状態だったのではないかと思われます。
恐らく妊娠中も同じ検査を繰り返して、進行していないか、確認をしながら出産され、現在も定期健診を受診されていらっしゃる状態なのではないかと思います。
(小巻さん)
異形成というのは?
(三井先生)
決して、子宮頸がんということではないのですが、細胞すべてが良性で、全く問題がない、とは言い切れない状態で、私は患者さんによく「グレイゾーン」と言って、悪性というわけではないですが、全てが良性とも言い切れないので、注意をして様子をみていった方がいい細胞がある、と説明しています。
つまり異形成=癌、ではないのですが、もしかしたら、ゆくゆくは癌になってしまう可能性があるということです。
(小巻さん)
子宮頸がんになると言われているヒトパピローマウイルスを受け取ってから、長い時間をかけて異形成というプロセスをたどり、さらに子宮頸がんになる方と自分の免疫力で抑えることができる方と、いろんなケースがあるということをハロースマイルの活動を通して知りましたが、早い時期の検診が大事になっていきますね。
(三井先生)
子宮頸がん関しては、初期は全く症状が出ないので、年に一度は必ず検診に行って欲しいと思います。
またクラス3という分け方ですが、数年前から少しずつ変わってきていまして、ベセスダ分類という新しい分類の仕方に移行してきています。
なので番組をお聞きの方の中には、クラス分類という呼び方をご存知ない方もいらっしゃると思いますが、分からなかったら担当医にきいてみて下さい。
(小巻さん)
分からないことや不安なことは、勇気を持って担当医とコミュニケーションをとっていくことも 自分の体を守るために大切なことですね。
(三井先生)
そうは言っても産婦人科医はみんな忙しそうで、なかなか質問できなかったり、いざ、診察室にいくと頭が真っ白になってしまったり、という患者さんのお話もききます。目の前の患者さんがそうならないような雰囲気作りを心がけていますが、診察室に入ると緊張してしまう方は事前に質問リストをメモにしておくといいと思います。
(小巻さん)
のりちゃんままさん、熱いメッセージをありがとうございます。
三井先生にお話しをうかがって、やはり早期発見のために定期健診が大切だということも改めて分かりました。先生、ありがとうございました。
子宮けい癌の病気や検診について、詳しくはハロースマイルのサイトをご覧ください。
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