TOKYO FMと石垣市がタッグを組んで、
島の魅力を国内外に伝える特別プログラム。
石垣島の自然や伝統と向き合いながら生きる
アイランダーたちのインタビューと、
アイランドミュージックで綴る1時間。

パーソナリティー|石垣島 吉本多香美

パーソナリティー|石垣島
吉本多香美

パーソナリティー|東京 太田エイミー

パーソナリティー|東京
太田エイミー

放送日時(全4回)

2017.12.2 土曜日 / 2018.1.6 土曜日 /
2.3 土曜日 / 3.3 土曜日
6:00-7:00

花谷史郎さん 金城弘美さん

今月会いに行ったのは、於茂登岳のふもとでゴーヤやズッキーニの栽培をしている花谷農園の花谷史郎さん。

石垣島で生まれ育ち、東京農業大学で農業を学び島に戻ってきた史郎さんは、両親と奥さん含め4名で25棟ものハウスでゴーヤを育てています。

やわらかで丁寧な会話の中で、「微生物をいかに活性化させて土の環境を重視した、農薬を使わない循環型の農業を目指している」「農業というのは、人間ではなく大地が作物を育てているのであって、人間は邪魔しないようにその土を手助けをするだけ」 という、確固たる信念を語ってくれた花谷さんに島の農業の明るい未来を感じました。

観光と農業いう点も
「これからは環境を守りながら、なおかつ農業が観光にマッチングして、観光客の人にも島の文化や農業もみてもらえるようにアピールしたい」 と語ってくれました。なるほど。頼もしき若きリーダーです。

花谷史郎さん

 

続いては、空港に近い白保地区にある「やちむん館工房」の大きなガジュマルの下で待ち合わせした石垣島を代表する唄者の金城弘美さんに会いに行きました。

子供のころから民謡に触れていた金城さんは、6年生の時に初めて三線と出会ってから音楽人生がはじまったそうです。

旧暦の8月13日に開催される「とぅばらーま大会」で優勝経験をもつ金城さんは石垣にいることにこだわり、 「ここにいるからこそできる、八重山の景色を届ける、八重山の匂いや力強さや優しさを伝えられる唄者でいたい」 と語ってくれました。

その語り口とガジュマルのスピリチュアルなオーラにすっかり癒されました。

http://www.yachimunkan.co.jp

金城弘美さん

BEGIN シマノタカラ

BEGIN

島の人

比嘉栄昇「今回、僕たちが紹介する島の宝はですね、やっぱり島の人ですよ」

上地等「人!」

比嘉「島の人との語らいでございます。どういったそば屋さんが美味しいのか? かりゆしウェアを買いたいけど、どうすればいいのか、とか。於茂登岳(おもとだけ)っていう、沖縄県で一番高い山に登るにはどうすれば良いのか? ……そんな時、どうします?」

島袋優「最近だと、ネットに頼ってしまいますよね!」

比嘉「最悪の答え(笑) 絶対それを言って欲しくないんや〜!(笑)」

島袋「だけど人に聞いた方が、ネットよりもっと細かくね……」

比嘉「何、お前。巻き返し風なのやめてくれよ(笑) そう、語らいでしょ!」

上地「語らいですよ!」

比嘉「それでね、島の情報を誰に聞くかって時にね、島のおじいやおばあに聞いても、あんまりわからないよ。逆に、移住なさって2、3年経ってます、って方が一番知ってるから。そういう方に、飲み屋とか市場とかで知り合う!」

吉本多香美 ON AIR NOTE

吉本多香美

今、お米の種蒔き真っ最中!

お米はお米でも、水田ではなく、大地で育てる陸稲です! やはり、お米なくして生きていかれないから、でも、無農薬で育てるのにまわりも薬を使っていない水田に今回ご縁がなかったから(島にも無農薬米を作っている農家さんがいらっしゃるんですよ^ - ^)

それじゃあ、私が旅したアフリカの村みたいに畑でお米を育てればいいっ〜んだっ!と閃いて、出逢ったお米はブルキナファソからのネリカ米でした!

ブルキナファソはバラフォンと言う木琴のおばあちゃんみたいな、原型と言われる楽器が有名なんです!

私も大好きな音色で、それは熱帯雨林の湿度をたっぷり含んだような、とても瑞々しい木の音色、ちょっと分かりずらいか(´∀`)。その木琴の鍵盤の裏には一つ一つに瓢箪がついています。それは音を共鳴させるために、そしてその瓢箪は音によってサイズが違い、そしてその一つ一つに穴が空いていて、その穴は薄い白い幕が張られています。

なんとその幕は、地蜘蛛の巣!! 日本にも、白い幕を張ったような蜘蛛の巣ありますよね! あれで塞がれているんです! それは共鳴させる音がまろやかになるため。あっ〜、なんと繊細な人がたちなんだろっ〜!

幕を張らせるために、一つずつの瓢箪に蜘蛛を入れるんですって。自然界から作られた楽器のルーツが、これなんだぁと目から鱗! 私はこの楽器に魅せられて、ブルキナファソではなかったけど、ギニアで習っていました。石垣のお家にもあって時々叩いて楽しんでます。

話がそれちゃいましたが、なんでアフリカのお米を選んだかというと、それは、石垣の土や環境が私が旅した場所に似ていたからです。

うちの畑は赤土で、太陽が照るとゴワゴワに固くなる手強い土なんです。堆肥も入れないし、耕さない、そんな環境でも育つには、相当、生命力が強い種じゃないと無理。

生命力が強いと言えば、アフリカ! そうこの土、アフリカの土に似ている!じゃあ、アフリカのお米の種籾を探そうとなったんです。そして、見つけたのがブルキナファソのお米でした。日本ブルキナファソ友好協会から購入しました。

そしてなんと、種を送って下さった方は、2006年に日比谷公園でアフリカンフェスタで私がトークショーをさせて頂いた時に出逢っていた方でした! 一緒に撮った写真もあってビックリ! 巡りめぐって、アフリカが繋いでくれたご縁でこの種に巡り会い、いま、うちの畑の400坪ほどの場所に毎日大地に穴を掘り、数粒ずつ種蒔きをしています。

でも、アフリカを私に魅せてくれた両親が居なかったら、ここには辿りつかなかったし、お米を作っていた祖父母の富山の田んぼの原風景がなかったら、私は農家をしていなかった、そう思うと、見えない何本もの糸が紡がれていて、全部繋がって今私の現実があり、それは途絶えることなく、形は変わりながらも続いていくんだなぁ〜、まるで大きな輪っかが螺旋を描きながら宇宙を回ってるみたいに、家族の歴史を作っているんだって。なんか感慨深く感じている最近です。

子どもに何を残せるんだろうって、考えます。私に何が出来るかなって。

子どもは学校からの帰り道、畑仕事をしている私にただいま〜って言いながら、うちの畑を突っ切って家に帰ります。時々手伝ってくれます。

いつかこの子も自分の食べ物は自分で作る人になったらいいと思うけど、何より、この子が大きくなった時、うちの母ちゃん畑で色んなもの作ってたなぁ〜って、父ちゃんも一緒に種まきしてたなぁ〜って、友達もみんなで楽しそうだったなって、私達の後ろ姿を思い出しながら、私達が子どもに伝えたいことはこれだったたのかなって、考えてくれたらそれは本望だと思うのです。

息子の故郷は石垣島だそうです。自分で言っています。私にとっても、息子を育てているこの場所はもう一つの故郷です。

一週間前に蒔いたお米から芽が出ていました! やっぱり、このお米の底力を感じています! 10年位したら、この土地に馴染んでこの土地のお米になるんだそうです。そんな日がきたらいいなぁ〜なんて思いながら、石垣で家族の歴史、更新中の毎日です。

今回が最終回です。でも、このご縁は始まりのはじまり。ぜひ、島にきて、風や海や空、色んなこと感じてね。あなたがいつも喜びの中にいますように、南の小さな島から願っています。

吉本多香美

2018.3.3

タイトルの写真 : 中西 康治

1967年三重県生まれ。立命館大学法学部卒。広告会社で一連の実務を経験し、2006年に石垣島に拠点を移し活動を開始。現在は広告物などの取材撮影とリゾートウェディング撮影を主体に、作品としては「日本の南にある幸せ」をテーマに八重山諸島の人と自然を撮影している。

www.kojinakanishi.com