全国のドライバーのみなさん。
夕方、あたりがどのくらい暗くなるとヘッドライトをつけますか?





この番組でも秋の交通安全運動期間などに伝えている「早めのライト点灯」。
交通安全のため、今いろいろなところから推奨の声が上がっています。
その1つが「おもいやりライト運動」です。

「おもいやりライト運動」は2010年、
日産自動車の「ハローセーフティーキャンペーン」の一環としてスタート。
翌年、市民一体になって交通安全を実現するという考えから
夕方4時〜6時の交通事故を減らすための独立した活動になりました。





「おもいやりライト運動」のWEBサイトには、
交通事故総合分析センターによる、
2011年の「時間帯別 事故件数」グラフが掲載されています。
それによると・・・・

「全事故の構成率」は8時-10時を上まわり16時-18時が最多で約15%。
「歩行者事故の構成率」は16時-18時が突出して最多で約22%。

18時-20時からは事故は減少しています。
1年平均では、その時間はライトを点けていることが多い。
そのことを考えると早い時間のヘッドライト点灯が
対策として出てくるのは当然の帰結です。

ヘッドライトの早めの点灯は、
ドライバーの視界を確保する側面もありますが、
クルマの接近を歩行者に知らせる意味合いが強く、
それで「おもいやりライト運動」です。 

「おもいやりライト運動」最初のアクションは皇居周囲のランニング。
ドライバーに早めのライト点灯を促すTシャツを着て走ったそうです。

今年でスタートから8年。
全国およそ100の個人・企業・団体が賛同して、
各地域でおもいやりライトのロゴマークを使い、
のぼり旗を作ったり、メッセージ発信を独自で行なっているそう。

なぜ早めのヘッドライト点灯が実現されないか?
「おもいやり運動」事務局でも議論になるそうですが、
「恥ずかしさがあるのではないか?」とのこと。

他のドライバーが人がライトを点けていなくても、
交通事故を起こさないためにライトを点けることは恥ずかしくありません。

「おもりやりライト運動」が推奨している点灯の30分前。
6月14日の各地の日没時間は以下です。

札幌    午後7時15分
仙台      7時 1分
東京      6時58分
名古屋     7時 8分
大阪      7時12分
福岡      7時30分


おもいやりライト運動
横浜市西区みなとみらい2-3-1
クイーンズタワーA403B(ルーデンス株式会社内)
TEL:045-228-7681 / FAX:045-662-0017
http://www.omoiyari-light.com/


全国には交通安全の学習施設がたくさんあります。
その1つ「山口県交通安全学習館」が 
先月、来館者100万人を達成しました。





この施設は平成5年に全ての人が正しい交通ルールを身につけ
交通安全意識を高めるための施設としてオープン。
屋内には主に機器を使用して交通安全体験ができ
屋外では模擬市街地コース等を利用した交通安全教育が実施できます。

山口県交通安全学習館は今年開館25周年。
去年12月から改修のため休館し、4月にリニューアルOPENしたばかり。
山口県警察本部 交通企画課 課長補佐 藤村俊之さんによると
リニューアル以降の来館者は前年度同期の2倍に増えているそうです。

どんな交通安全学習のためのツールがあるのか。
1つは以前から屋内にある「四輪車事故体験シミュレーター」。

機器に座り、3Dの映像で交通環境を見ます。
その上でハンドル、ブレーキ、アクセルの操作。
実際に起こり得る交通事故の危険を予測します。
結果は事故の回避あるいは交通事故となりますが
その場面を振り返り、インストラクターの説明を聞くことで
交通事故を防止しよういうするものです。




山口県警察の公式WEBサイト内
山口県交通安全学習館のページには

『42インチのフルハイビジョン画面に映し出される仮想市街地を運転。
 さまざまな危険や衝撃を体験できます。迫力満点!!』という言葉。

ゲーム感覚で遊ぶだけではダメですが、
楽しみながら交通事故の怖さを学べそうです。

「四輪車事故体験シミュレーター」に類するものとして
「二輪車シミュレーター」「自転車シミュレーター」
「歩行環境シミュレーター」もあり
それぞれの立場での『交通安全』を体験学習できます。





そして、リニューアルをきっかけに導入された機器もあります。
その1つが、クルマのハイビームとロービームの視認性の違いを
バーチャルリアリティー(VR)で体験できるシミュレーターです。

この「VRハイビームロービーム視認性体験シュミレーター」は
椅子に座り、ヘッドマウントディスプレイを装着することで
ハイビーム、ロービームの視認性を擬似的に体験することができます。

ハンドルはなく、ブレーキとアクセルの操作を行い
歩行者が見えたら即座にブレーキを踏むというもの。

ロービームであれば当然歩行者の発見が遅れて
ギリギリで停止できるか歩行者と接触してしまう。
ハイビームであれば余裕を持って止まることができます。

夜間、ロービームを活用すると40m先の歩行者しか見えませんが、
ハイビームを活用すれば100m先の歩行者等を発見することができます。
ハイビームの重要性を認識するための機器です。





こうした各地の交通安全学習施設の多くは地方自治体警察機関の運営。
無料か、有料だとしても利用料は高額ではないはず。
積極的に利用されて、交通安全に役立つといいですね。


山口県交通安全学習館
山口県山口市小郡下郷3560−2(山口県総合交通センター内)
電話番号・FAX(083)973−1900
http://www.police.pref.yamaguchi.lg.jp/koutsu/page_d001_000069.html