ソニー損保 presents クルマ★時間

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クルマに対する独自のこだわりや思い入れ、忘れられない想い出話など、クルマ好きなゲストと過ごす“クルマ時間”をお届けします。

TODAY'S GUEST 今日のゲスト
15.02.07
第19回 さかいゆう vol.1
さかいゆう

クルマ好き、ドライブ好きが語る、カーライフがちょっと楽しくなる話。
ソニー損保presents クルマ★時間。

今週と来週は、2月4日にニューアルバムにして初のコラボレーションアルバム
『さかいゆうといっしょ』がリリースとなった、シンガーソングライターのさかいゆうさん。

某軽自動車のCMソングも担当されていたさかいさん。その伸びやかでハイトーンな歌声に、はっと心を掴まれてしまった人も多いのではないでしょうか。
そんなさかいさんのカーライフは、22歳のときに音楽修行のために単身渡ったロサンゼルスで始まったそうです。なんと渡米前は中型自動二輪免許(現在の普通自動二輪免許)しか持っていなかったとか。

「アメリカに住み始めた時に『車がないとLAは何にもできない』って聞いて、じゃあアメリカで免許を取ろうと思ったんです。試験の前の日に練習したら、試験にたまたま受かっちゃったんですよね。」

こうしてあっけないくらいの簡単さで、晴れてアメリカの運転免許を取得したさかいさん。しかし、その簡単な免許システムのせいで、最初はちょっと苦労をしてしまいました。

「結局、アメリカの免許は教習所もなく試験だけなので、乗り始めてトータル3時間くらいで公道で運転し始めるっていうことなんです。
アメリカには運転が下手な人が多いって言われる理由がわかりましたよ。
たとえば、普通日本の教習所では習うはずの、“巻き込み注意”っていう項目がないんです。アメリカは右車線でしょ。だけど右曲がるときに左しか見てないんです。だから僕はそこを気を付けようと思って注意していました。
それから、アメリカでは信号が赤でも、後続車が来ていなければ右折出来るんですが、それも慣れるまではちょっと怖かったかな。」


さかいゆう

まさに習うより慣れろ、のアメリカ式運転免許システム。所変われば免許の取り方だって変わってしまうのですね。しかも、さらに当時クルマ初心者だったさかいさんを悩ませる大きな要因が…。

「向こうで乗ることになったのは、ミッション車(マニュアル車)だったんですよ。」

乗った人なら経験が有ると思いますが、免許所得後にいきなりマニュアルトランスミッションのクルマで路上に出るのは、本当に不安なものです。

「けっこうハリウッドあたりの坂って、すごいんですよね。こんな坂上がれない!みたいな急な勾配の坂道です。そういうところで、一回止まっちゃうとミッション車は怖いですよね。坂道発進でキュルキュルキュルキュル〜!とかなっちゃってね(笑)。
ロサンゼルスには月に2回くらいスコールが降るんですよ。そうすると視界が悪くなってしまうし、坂道発進での怖さが倍増するのはもちろんのこと、街角のゴミ箱にぶつけちゃったりもしました。」


そのクルマというのが“ポンティアック”。
アメリカの自動車会社ゼネラルモータースが1926年から2010年まで製造・販売していたブランドです。残念ながらゼネラルモータースが2000年代後半に陥った深刻な経営破たんのあおりを受け、現在は生産自体が終了しました。
しかし、かつては高性能なエンジンを搭載した高級スポーツカーブランドだったのがポンティアック。
昔、一世を風靡した『ナイトライダー』というアメリカのTVドラマを覚えている方は少なくないと思いますが、あの主人公マイクと一緒に悪と戦う人工知能を持つドリームカー、『キット』こそ、まさにポンティアック。モデルラインアップの中でも特別にハイパフォーマンスな『ファイヤーバード・トランザム』というモデルでした。

ではさかいさんのクルマも“いかにもLA”な、スポーツカーだったのでしょうか?

「普通の家族が乗るみたいなファミリーカーです。セダンで、白いボディカラーでした。
先輩から買い受けたんですよ。LAは入れ替わり立ち替わり人が出入りしていく場所でもあるので、住んでいる間だけ乗って、帰るときに売っちゃうっていうひとはとても多いですね。」


さかいゆう

(参考写真:ポンティアック ヴァイブ)

さかいさんの愛車はドイツのオペル社のクルマをベースにしたもので、経営が傾く直前に発売されていた、ポンティアックの最終期モデルとなったクルマ。コンパクトでエコノミー、まさに最終期のポンティアックを象徴するような手軽なクルマでした。
残念ながら写真は現存しないそうですが、その愛車とは実に色んな場所に出掛け、たくさんの思い出を作ったそうです。

「半年くらいで何千キロも乗りましたね。サンフランシスコに行ったりもしました。」

地元であったロサンゼルスでもたくさんドライブをしたそうです。

「LAってね、湖がいっぱいあるんです。それらが日本にはない感じの景色で、
とてもミステリアスに感じました。なかでも僕は湖が不気味で好きで、ミステリアスな湖見つけては、湖畔に降りて行っては「あ〜湖や〜!LAKE…」ってひとりごとを言って(笑)、また道に戻って、家に帰ったりしてましたね。
映画なんかでは、そこで男女で裸になって泳いじゃうような感じのイメージのミステリアスさなんですけど、僕はさすがに泳がなかったですけどね。」


そう、サンタモニカやマリブビーチなど、海のイメージが強いアメリカ西海岸地方ですが、実は海のすぐそばに、3000メートル級の赤土の山脈がそびえ立つ山岳地帯も隣接しているのです。

「よく音楽を聴きに行っていました。あのあたり、岩だらけだし落石もあるのでちょっと怖いんですけど、ず〜っと登って行くと、LAの街が全部見渡せるお気に入りスポットがあったんですよ。そこにただ1〜2時間いて帰る、みたいなこともしていました。」

さかいゆう


その頃から、ドライブには『音楽を聴くために出掛ける』というスタイルが定着し、それは日本に帰って来た今も続いていると言います。
その習慣の原点となったアメリカでは、いったいどんな音楽を聴いていたのでしょうか。

「アメリカでのドライブ中の音楽は、そのとき好きだったジャズとかソウルです。マーヴィンゲイとか、マイルス・デイビスとか。ほかにはヒッピホップですかね。どんなジャンルでもとにかく音量をガンガンにして聴いていました。」

思い出の詰まった愛車とは、帰国の際にまた次のオーナーに売り渡して別れを告げました。しかし意外にも感傷的ではなかったようです。

「僕が1500ドルで買って、1000ドルで売りました。でもその次の人はまた1000ドルで売ったらしいんですよね。僕、500ドルの損してませんか?(笑)」

いえいえ、それだけ走ったら、充分500ドルの元を取れていると思います!

次回は、自由すぎるアメリカでのドライブ経験を経て、さかいさんが帰国してからの
『クルマ★時間』、そしてニューアルバムの制作秘話に迫ります。




文 / 今井優杏(自動車ジャーナリスト)

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