ソニー損保 presents クルマ★時間

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クルマに対する独自のこだわりや思い入れ、忘れられない想い出話など、クルマ好きなゲストと過ごす“クルマ時間”をお届けします。

TODAY'S GUEST 今日のゲスト
15.05.02
第31回 渡辺俊美 vol.1
渡辺俊美

クルマ好き、ドライブ好きが語る、カーライフがちょっと楽しくなる話。
ソニー損保 presents クルマ★時間。

今週と来週はTOKYO No.1 SOUL SETのギター&ヴォーカル、そして福島県出身のミュージシャンとクリエイターで結成されたバンド・猪苗代湖ズのメンバーとしても活動する渡辺俊美さんをゲストにお招きし、クルマにまつわるお話を伺いました。

「僕には姉が3人いるんです。つまり6人家族。僕の幼少期はほとんどのクルマが5人乗りだったから、乗れるクルマが限られていました。当時は3列シートのクルマがないので、前3人、後ろ3人で座るベンコラ(ベンチシート+コラムシフト)のモデルしか選べない。僕はいつも前の席で親父とお袋に挟まれていたんです。真ん中の席だから、クルマの中でオナラをすると親父とお袋、両方から怒られるんですよ。(笑)」

狭い車内に家族がギュウギュウ詰めになりながらの移動。でもお父さんが運転する姿を間近で見て、俊美さんはだんだんとクルマに興味を持っていったそうです。そして日本中の子供たちがクルマに夢中になる一大ムーヴメントが起こりました。

「僕世代の男性がクルマ好きになるきっかけと言えばスーパーカーブームですよね。もちろん僕もそうです。ランボルギーニやフェラーリを見て興奮しました。常磐ハワイアンセンターで行われたスーパーカーショーで写真を撮ったりもしましたよ。普通なら大好きなスーパーカーを見て大興奮しそうなものなのに、カウンタックの横に立ってガチガチに緊張している写真が今でも残っています。」

渡辺俊美

スーパーカーブームと言えば池沢早人師先生が生んだ名作『サーキットの狼』ですね。俊美さんも夢中になって漫画を読んでいたそうです。ランボルギーニミウラやフェラーリ365BB、サーキットの狼で主人公の風吹裕矢が乗っていたロータスヨーロッパも多くの少年が心を奪われたモデルです。

渡辺俊美

渡辺俊美

「大人になってからもその思いを引きずっているところはありましたね。もちろんフェラーリやランボルギーニなんて買えないですが、ポルシェは無理して乗ってもよかったかなとも思っています。ただスーパーカーブームの影響はスポーツカー以上に“外国のクルマ”という形でインプットされていたんです。」

俊美さんが初めて乗った輸入車は東京に出てきて間もない頃に手に入れたフォルクスワーゲンビートル(タイプI)。お世辞にも状態がいいクルマとは言えず、当然エアコンなんか効かないような状態だったそうです。

渡辺俊美

「ビートルに乗っていた頃は音楽活動と並行してスタートさせたアパレルの仕事が忙しくて年に2回しか休みが取れませんでした。休みの前夜に出発して鴨川シーワールドまでドライブしたのですが、ビートルは3速まで入らないようなボロボロの状態だったので全然スピードが出なくてね。おそらく普通のクルマの3倍くらい時間がかかったんじゃないかな。せっかく鴨川シーワールドまで出かけたのにほとんど滞在時間がなかったのを覚えています。」

坂道になるとクルマに勢いがなくなるから後ろは大渋滞。車内はうだるような暑さなので最後は上半身裸に…。でもそんな風に運転している姿をカッコいいと思っていたそうです。普通の人は考えただけで嫌になりそうですが、俊美さんは過酷な状況が訪れるほど楽しんでしまうタイプなのだとか。

「ビートルの次に乗ったのは縦目のメルセデス・ベンツですね。このクルマはガソリンが有鉛だったので普通のガソリンを入れた後に自分で鉛を入れるんです。当時はベスパとエンジン付きの自転車であるイタルジェットのティファニーというモデルにも乗っていました。これらは全部有鉛ガソリンが燃料だったんですよね。無鉛が当たり前の時代に有鉛だらけっていうのはおもしろい暮らしだなと思っていました。」

渡辺俊美

このクルマを手に入れたのは音楽活動とアパレルの仕事が軌道に乗った1990年ごろだったと言います。東京で高級輸入車に乗る。成功して好きなクルマに乗りたいと思っていた俊美さんは、この頃の達成感を懐かしく感じているそうです。

「裏原宿でアパレルをやっていた仲間は古いアメ車に乗っている人が多かったですね。ロックンロールというか、50'sの名残りが当時の原宿にはあったので。キャデラックを筆頭にでかいクルマに乗る、みんなが乗ってないクルマに乗るのがステイタスでした。95年ごろからレンジローバーやメルセデスのGクラスに乗る洋服屋さんが増えてきた感じです。」

渡辺俊美

仲間が大きなアメリカのクルマに乗る中、ひとり古いメルセデス・ベンツに乗っていた俊美さん。理由は映画『ゴッドファーザー』への憧れからだったとか。

「僕が縦目に乗ったのはちょうどゴッドファーザーパートIIIが公開された頃だったのかな。それもあってハットをかぶってメルセデスから降りると気分がよかったんです。わざわざ40年代のスーツをオーダーしたりね。かなりこだわっていましたよ。」

輸入車でもう一台思い入れがあったモデルがミニ。BMWが手掛ける現代のミニではなく、そのモチーフとなったクラシックミニです。ミニはナンバープレートの数字を息子の登生(とうい)君からとって「101」にしていたそうです。

「ただミニは息子から評判が良くなかったですね。跳ねるような感覚で走るからすぐクルマ酔いしちゃうんです。でも僕は『何を言っているんだ。ミニは素晴らしいクルマなんだぞ』と力説していました(笑)。ミニからラシーンに乗り替えるときに息子が『あのクルマ、かわいかったのに…』と寂しそうにしていたのを見て、なんだか嬉しかったですね。」

渡辺俊美

俊美さんの価値観には“流行りを追いかけるのが照れ臭い”という思いがあるのだとか。

「音楽、洋服…どれも新しいものを求めるのではなく古いものを掘り起こして今っぽくするのが好きなんです。ただクルマは自分で作ったり自分の手でリメイクすることができないじゃないですか。だから昔のクルマばかり選んでいましたね。」

旧いクルマとの生活を楽しみ、クルマが家族の絆にもなっていた俊美さんのカーライフ。真似をするには勇気がいりますが、少し羨ましくも感じます。次回は俊美さんの現在の愛車や、将来乗りたいと考えているクルマについて伺っていきしょう。

渡辺俊美

渡辺俊美 LIVEスケジュール
5月10日(日):原宿シネマ出演(東京)
http://www.harajukucinema.com

5月30日(土):GO OUT CAMP猪苗代出演(福島県)
http://www.gooutcamp.jp/inawashiro_vol2/


文 / 高橋 満(BRIDGE MAN)

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